斉藤 巧（さいとう こう、1957年11月25日 - ）は、兵庫県洲本市出身の元プロ野球選手（内野手・捕手）。右投げ右打ち。洲本実業から1976年に大洋ホエールズに入団。強打の大型内野手として期待されるが、基満男・フェリックス・ミヤーン・田代富雄・山下大輔ら内野陣の選手層が厚かったためレギュラーにはなれず、1983年にレオン・リーとのトレードでロッテオリオンズに移籍した。1985年に捕手に転向。プロ野球で捕手から野手へのコンバート例は多いが、その逆は極めて珍しいケースである。その為か、1986年には年間最多捕逸を記録した。1989年は1本塁打を放っているが、主にスタメンマスクを被っていた袴田英利と福澤洋一がともに0本塁打に終わったため、チームの捕手としては唯一の本塁打を記録したこととなった（なお、マイク・ディアズはこの年は捕手で出場していない）。その後、1991年にオリックス・ブルーウェーブに移り、同年引退。引退後はオリックスのコーチ（1992年二軍コーチ補佐、1993年～1994年一軍バッテリーコーチ、1995年～1998年二軍バッテリーコーチ）やマスターズリーグの福岡ドンタクズなどで活躍。少年野球講座などにも参加。現在なら地元から近い南あわじ市にある「淡路島うずしお温泉 うめ丸」に勤務。

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