『永遠の少女』(えいえんのしょうじょ)は、松田聖子(通算32枚目)のオリジナルアルバム。1999年12月18日発売。発売元はマーキュリー・ミュージックエンタテインメント。1988年5月11日発売のアルバム『Citron』から11年ぶりに松本隆をライターに招いた作品。松本隆は約10年ぶりに松田とスタジオで再会した際、「戦友に逢った感じで、まさに「SWEET MEMORIES」のような気持ちだった。」と語っている。また、1989年12月6日発売のアルバム『Precious Moment』から松田自身で作詞をするようになったため、作詞に松田が一切関わっていないスタジオ・アルバム自体も11年ぶりであった。先行シングル「哀しみのボート」が収録されている。この曲は、フジテレビ系で放送されたテレビドラマ『OUT〜妻たちの犯罪〜』の挿入歌となった。カップリング曲の「葡萄姫」は本アルバム未収録で、のちに、歌手デビュー25周年記念ベスト・アルバム『Seiko Smile〜Seiko Matsuda 25th Anniversary Best Selection〜』(2005.1.26)に初収録された。1997年6月に亡くなった音楽家・大村雅朗が生前、松田に歌って欲しいと託した楽曲「櫻の園」が収録されている。歌詞は、大村の友人であった松本隆が故人を偲ぶような内容で、珠玉の名曲となった。その「櫻の園」は本アルバムの中でも特に支持されていると云える楽曲で、2003年11月27日にソニーレコードから発売されたリクエスト・ベストアルバム『Another Side of Seiko 27』や、『Seiko Smile〜Seiko Matsuda 25th Anniversary Best Selection〜』にも収録された。大村雅朗は、「青い珊瑚礁」(1980年)、「SWEET MEMORIES」(1983年)、「セイシェルの夕陽」(1983年)、「Sleeping Beauty」(1984年)、「天使のウィンク」(1985年)など数多くの松田の楽曲の編曲・作曲を手がけた音楽家として知られる。 「恋はいつでも95点」の作詞家 "ALICE" とは、愛娘・神田沙也加のペンネームで(沙也加の歌手デビュー後に公表)、この曲は翌年発売の20周年記念第1弾シングル「20th Party」(2000.5.17)のカップリング曲としてリカットされた。他にも、初起用となる作家が多い点も特徴のひとつ。スピッツのプロデュースなどをしている笹路正徳は、数年ぶりの起用となる。アートワーク撮影全般は、篠山紀信が担当している。 1990年代に入ると、初夏にオリジナルアルバム、年末に「冬」をテーマにした企画モノ(ベスト含む)をリリースするパターンが多かったため、冬にオリジナルアルバムが発売されるのは珍しかった。歌詞カードにミスプリントがあったため、「カモメの舞う岬」の修正歌詞を記載した紙が封入されている。
出典:wikipedia
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