五千起去(ごせん・きこ、ききょ)とは、仏が『法華経』を説こうとした時、5000人の増上慢の人たちが、聞こうとせずに立って去ったことをいう。「五千上慢」(ごせんじょうまん)ともいう。『法華経』「方便品第二」において、釈尊が大事な教えを説こうとした時、その会座にいた5000人の四衆(比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷、すなわち男女の出家・在家修行者たち)が、すでに妙果(悟り)を得ていると自惚れていたために聞こうとせずに起立して去ったことを「五千起去」、「五千上慢」などという。『法華経』「方便品第二」に、天台大師智顗は『法華文句』(ほっけもんぐ)巻4で、これについてと、このような3つの理由から「起去」したと解釈している。なお、略開三顕一(りゃっかいさんけんいち)とは「略(ほぼ)三を開いて一を顕す」と読み、ほぼ三乗を開いて一仏乗を顕すことで、広開三顕一(こうかいさんけんいち)とは「広く三を開いて一を顕す」と読み、広く三乗の法を開いて一仏乗を顕すこと。どちらも開三顕一(かいさんけんいち)といい、一般的には会三帰一(えさんきいつ)という。
出典:wikipedia
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