保原陣屋（ほばらじんや）は福島県伊達市（陸奥国）にあった白河藩（松平氏）の陣屋（代官所）である。寛保2年（1742年）に設けられた陣屋で保原村を中心に17村を支配した。陣屋は白河藩主松平定賢により築かれ、一時天領となったが、阿部氏が白河藩に入封すると分領となった。陣屋は廃城となっていた保原城の西側に陣屋を築いたものである。現在は長谷寺（ちょうこくじ）山門として元代官所、保原陣屋の門を明治16年（1883年）寄付されたものであった。昭和61年（1986年）修築されたものであり、伊達市の文化財に指定されている。陣屋址は現在の保原中央公民館になっている。

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