『1941』(邦題としてはいちきゅうよんいちと読ませる)は、1979年に公開されたアメリカ映画。ユニバーサル映画とコロンビア映画の共同製作。スティーヴン・スピルバーグ監督、ロバート・ゼメキスとボブ・ゲイルが脚本。『ジョーズ』、『未知との遭遇』とヒット作を飛ばしてきたスティーヴン・スピルバーグが『未知との遭遇』に続いて監督した作品。冒頭から『ジョーズ』のオープニングのパロディを用いたり、『サタデー・ナイト・ライブ』のキャストらを使った贅沢な映画だが、興行的に失敗。本作以降、コメディ関係は若手などに監督を任せ、スピルバーグは製作という立場をとることになる。2008年8月にユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン(現:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン)からDVDが発売された。本作のモチーフとなったのは、伊17によるカリフォルニア州サンタバーバラのエルウッド石油製油所攻撃や、伊26によるカナダのバンクーバー島攻撃など、太平洋戦争中に遂行された日本海軍潜水艦による一連のアメリカ本土砲撃、そして日本軍の攻撃に対するアメリカ人の恐怖が引き起こしたロサンゼルスの戦いである。また1943年のもモチーフの1つとされる。日本海軍による真珠湾攻撃から6日後の1941年12月13日。西海岸の住民は、次は自分たちだという見えない恐怖に包まれていた。やがて南カリフォルニア防衛の任を負う第3軍団司令官にジョセフ・スティルウェル中将が着任し陸軍、海兵隊に動員命令が下される。同時に市民防衛作戦が発令されて、アメリカ国民は南北戦争以来の、母国の"守り"に付くこととなる。そんな中、日本海軍の伊19潜水艦は羅針盤が故障したため、カリフォルニア州沿岸に迷い込んでいた。艦長のミタムラ中佐は現在位置がアメリカ本土に近いことを知ると、「軍事的価値は薄いものの、ハリウッドを攻撃すればアメリカ人の戦闘意欲を喪失させる効果はある」とハリウッド攻撃を計画する。しかし、伊19に同乗するドイツ海軍の観戦武官、フォン・クラインシュミット大佐はミタムラの作戦に懐疑的だ。迎え撃つは、「真珠湾の次はロサンゼルスが標的にされる」と信じて疑わないP-40 トマホーク(戦闘機)の飛行士、沿岸の住宅地に高射砲を据える軍曹、それを見て愛国心を燃やす老人、貧相な民間防衛組織、ダンスと女の子に夢中の青年、爆撃機を見ると欲情する女秘書官、芋畑に敵の秘密飛行場があると確信している大佐、慰問局の開いたダンスパーティにはしゃぐ兵士達、そして、この秋に封切られたアニメ映画『ダンボ』に涙しつつ「この街の住人は変な人ばかり」と嘆く司令官。一方、ハリウッドを目指すためミタムラは忍者や侍の子孫である水兵たちを上陸させ、名前がハリウッドに似たホリー・ウッドという名前の木こりを拉致する。彼の荷物からおもちゃの小さなコンパスを見つけた日本兵は歓喜するが、ホリーはそれを強引に飲み込んでしまう。やがて、空襲警報が鳴り響くロサンゼルス上空に未確認機が襲来し、沿岸では伊19が浮上する。遂にサンタモニカに広がる遊園地をハリウッドの一部と誤認した日本軍の攻撃が発動された。
出典:wikipedia
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