シャムワニ(暹羅鰐、"Crocodylus siamensis")はクロコダイル属に分類されるワニ。特定動物。種小名"siamensis"は「シャム産の」の意で、タイの旧名に由来する。和名、英名とも同義。インドネシア(ジャワ島、ボルネオ島)、タイ、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー南部、ラオス南部全長300-400センチメートル。体色は灰色。口吻は基部の1.5-1.9倍で、扁平。眼の内側に左右に1つずつ三日月状の隆起がある。後頭部に並ぶ鱗(後頭鱗板)は4-6枚で、横一列に並ぶ。頸部に並ぶ鱗(頸鱗板)は4列で、背面に並ぶ大型の鱗(背鱗板)とは接しない。水掻きは前肢では指の基部のみに、後肢では趾全体に発達しているが切れ込みが深い。卵は長径7.5-8センチメートル、短径5センチメートル。幼体の体色は赤褐色で黒い横帯が入る。低地(かつては標高の高い場所にも生息していたとされる)にある流れの緩やかな河川やその周辺にある湖、池沼などに生息する。食性は動物食で、魚類、爬虫類、鳥類、哺乳類、昆虫類、節足動物、甲殻類などを食べる。繁殖形態は卵生。イネ科の草を積んだ塚状の巣を作り、その中に1回に25-30個の卵を産む。性質は比較的おとなしい。皮は革製品として利用される。開発による生息地の破壊や、皮目的や薬用の乱獲などにより生息数が激減した。そのため飼育下での養殖(世界的な飼育個体は少ないとされるが、飼育下繁殖例は多い)が盛んに行われているが、皮採集効率化の為にイリエワニと人為的に交雑させた種間雑種も見られ遺伝子汚染が懸念されている。
出典:wikipedia
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