ポートモールアピタ港(ポートモールアピタみなと)は、愛知県名古屋市港区当知にあるショッピングセンターの旧名称である。2014年(平成26年)2月16日に一旦閉店して大規模な改装を行い、「ポートウォークみなと」に改称して2014年(平成26年)11月7日に新装開店した。「ポートモール・アピタ港店」は、1993年(平成5年)6月17日にオープンした「アピタ岐阜店」と共にイタリアの著名建築家「アルド・ロッシ」に店舗の設計を外観設計などを依頼しており、日本国内の大手スーパー系のショッピングセンターとしては初めて外国人の著名な建築家を起用したものであった。そのため、水色や黄色とオレンジ色で塗られた印象的な色彩の外観となった。また、当店を「名古屋港(みなと)ショッピングセンター」という仮称で1992年(平成4年)に計画概要を発表した時点では、「生活創庫」や「アピタ」などの売り場面積が10,000m²以上の大型店が好調であり、新店舗の開発をこうした業態の大型店を主体とする方針であった。そこで、当時「ユニー」が「ハイバリュー・ハイプライス商品を販売する業態」として位置付けていた「アピタ」として出店され、当時のユニーのショッピングセンターでは最大規模となった。こうした経緯もあり、当店と「アピタ岐阜店」は、出店経費は店舗面積1m²当たり約50万円から約60万円に達し、この2店舗のみ新規出店した1994年(平成6年)2月期のユニーの設備投資額は約300億円強となり、6店舗を出店する1995年(平成7年)2月期の設備投資額とほぼ同額となった。当店の出店準備が進められていた1993年(平成5年)2月期の「ユニー」の決算は経常利益が前年比約30.8%減と落ち込んで売上が下回るイズミヤに経常利益で抜かれ、業績の悪化が明らかになった。そのため、1993年(平成5年)5月14日に、会社設立から1993年(平成5年)5月まで約17年間社長を務めた低コスト路線を徹底することでユニーグループのユーストアを高収益企業へと成長させ、“怪物”の異名をとるほどの名物経営者として知られるようになっていた家田美智雄が「ユニー」社長が就任して業績の立て直しを進めることになった。そこで、当店の開店直後の1993年(平成5年)11月に本社機能を自社で保有していた物流センターの一角へ移転するなどの経費削減策が進められることになった。その一環として、1993年(平成5年)2月に「アピタ掛川店」として静岡県に大規模小売店舗法第5条に基づく申請を行った掛川市大池の店舗が1995年(平成7年)3月24日に「サンテラス掛川店」として開業し出店経費の高い「アピタ」業態での出店は停止されることになった(後にアピタ掛川店に転換された。)。そのため、当店は「アピタ最後の店」と呼ばれて開業することになった。1993年(平成5年)10月21日に開店すると、当初の4日間で予算の2倍となる約6.56億円を売り上げて、ユニーとしては当時の記録を塗り替えるほど好調に滑り出した。その勢いはその後も続き、1994年(平成6年)2月期の期末までの4か月間で売上高約55億円を上げ、年率換算では当時年間売上高約95億円でユニーでは第1位だった「アピタ桃花台店」を抜く結果となり、事実上ユニーでは最も売り上げの多い店舗になった。そして、最盛期には年間売上高約267億円を上げる「ユニー」を代表する店舗へと成長した。また、当店と共に計画されてやや先行して開業した「アピタ岐阜店」も開店当初の5日間で約5億円を売上げ、年間を通じて営業するようになると当店と共に年間売上高が100億円を突破して「ユニー」の基幹店となった。このように当店と「アピタ岐阜店」が好調な売り上げを記録したことから、1995年(平成7年)から「アピタ」業態での店舗開発が再開されることになった。ただし、「アピタ」業態の出店再開に当たっては出店経費の抑制が条件とされたことから、店舗面積1m²当たり約20万円と当店や「アピタ岐阜店」の約50万円から約60万円の約2分の1から3分の1に抑制された。当店の立地する名古屋市港区西部には、当店が開店する前年の1992年(平成4年)4月23日にジャスコ(現・イオン)が「ジャスコシティ南陽(現・イオン南陽店)」を春田野に出店していた。ただし、同店は敷地面積約14,816m²、延べ床面積約37,017m²、店舗面積約14,830m²の何れも当店より小規模であった。ところが、1999年(平成11年)11月20日に開業した「ジャスコ名古屋みなと店」を核店舗とする「ベイシティ品川(現・イオンモール名古屋みなと)」は、当店を大きく上回る約74,168m²の敷地を持ち、店舗面積も約48,650m²で、2014年(平成26年)6月27日に開業したイオンモール名古屋茶屋は、延べ床面積が約約132,000m²で店舗面積約55,000m²となっており、共に当店を上回るであった。このように、同じ名古屋市港区内にイオングループの大型ショッピングセンターだけで2つ開業するなどして競争が激化した。そのため、一時的に営業を休止して大規模な改修工事を行うことになり、2014年(平成26年)2月16日に一旦閉店し、翌月3月から改修工事を始めた。約25億円を投じて改装を行い、「ポートウォークみなと」に改称して2014年(平成26年)11月7日に新装開店した。新装開業に際しては、1階の食品売り場を従来より約30%拡大して「食のテーマパーク」を目指したほか、専門店街はサーキット型モールに改修され、従来より6店舗増えた74店舗が入居した。。
出典:wikipedia
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