『悪魔城ドラキュラ』(あくまじょう-、英題: ")は、コナミから1986年10月30日に発売されたMSX2用ソフトのアクションゲーム。悪魔城ドラキュラシリーズの2作目。タイトルやパッケージイラスト、BGM(アレンジはMSX2用)、キャラクター、基本的なアクションなどは、本作とほぼ同時期に開発され1か月前(9月26日)に発売されていた第1作ファミコンディスクシステム版と共通しているが、全体のゲームシステムはMSX2版独自のものに作られている。ステージ内でのアイテム探索要素があり、アイテムも増えてステージ構成や一部のキャラクター、ストーリーなどもファミコン版とは多少異なっている。コナミが発売した最初のMSX2用ゲームである。老婆からアイテムをハートと交換して購入したり、ステージ内のどこかにあるホワイトキーを取らないと次のステージに進めないなどの本作独自の要素がある。燭台を破壊するとアイテムが出現するのはファミコン版と同様だが、本作では宝箱があちこちに配置されており、小鍵を所持しているとこれを開けてアイテムを入手することができる。ハードウェアスクロール機能は縦方向しか持たないMSX2の制約のため、画面はスクロールせず、画面切り替え方式を採用している。ステージマップ構成はおおむねファミコン版を踏襲しているが、主に上下方向に大きく拡張され、複雑化している。一部のマップでは穴に落ちても死なずに下の画面に移動できる(渡り廊下ステージのように下画面が用意されていない箇所ではファミコン版と同様に死亡する)ほか、ステージマップが左右方向で(一部のステージでは上下方向でも)無限ループとなっている箇所がある。ファミコン版にはあったTIME(時間制限)が存在しない点も含め、純粋なアクションゲームというよりは謎解き要素を持った探索型アクションRPGといえる。バイタリティ+残機制であるのはファミコン版と同様。コンティニューは存在しない。また、エクステンドも存在せず、シモンが3人死亡した時点でゲームオーバーとなる。全2周エンド。コナミから発売されていた10倍カートリッジ・新10倍カートリッジを併用する事で残機や開始ステージを変更したり、ディスクセーブ(新10倍のみ)が行える。エクステンドやコンティニューが無い本作では重宝する機能である。BGMはファミコン版と同じ曲のアレンジ違いだが、エンディングスタッフロールの曲のみMSX2版オリジナル曲である。カーソルキーの上がジャンプに割り当てられているので、ファミコン版で立ったまま利用できた聖水や砂時計はジャンプ中しか使えない。城内にはさまざまなアイテムが隠されており、これらを入手することでシモンを強化できる。アイテムは、老婆との取引や宝箱から入手できるほか、消費アイテムや即効アイテムは燭台を壊すことで入手できる。ハートやドル袋は雑魚モンスターを倒すことでも入手できる。所持アイテムは一部を除き、3ステージごとの中ボスを倒して次のステージに進むと失われる(ハートの所持数はそのまま / リトライ開始時はハート5個)。MSX2版では、ムチ以外の武器を主武器とすることができる。性能は以下の通り。これらは全て同時に所持できる。その代わり、中ボスを倒した次のステージでは全て失われる。以下の装備品は装備欄には常時表示されず、有効期間も若干異なる。----城内に棲んでいる謎の老婆。一種のアイテムショップのような役割りで、交渉に応じてハートと引き換えることでアイテムを取得できる。ステージごとに複数の老婆がおり、それぞれ性格(見せる態度のパターン)と所持しているアイテムが決まっている。一部の老婆は、壊せる壁に隠れている。老婆は、武器で攻撃するごとにさまざまな態度を見せ、全部で4種類ある。老婆の態度は基本的には保持されるため、すぐに画面を切り替えれば直近の老婆の態度を維持できる。但し、画面を切り替えずに放置すると老婆の衣服は白に変わり、保持していた態度も復元されなくなる。老婆は8回攻撃するか、老婆が見えている状態で金の十字架を取得すると消滅(取引も強制終了)する。老婆との交渉は、以下の法則がある。上記以外のアイテムの取引は行われない。ゲルマン民族大移動により古代都市から中世都市へと移りゆくヨーロッパで、10世紀後半に興ったゲルマン都市トランシルバニア国。この国には古くから「英雄クリストファー伝説」という、100年に1度邪悪な人々の黒ミサによりこの世に復活するという魔王ドラキュラを古城カルパートの塔に封じ込めた勇者の伝説が語り伝えられていた。ドラキュラをカルパートの塔に封じ込めてから100年目にあたる年がきた。イースターの夜、空を暗雲が覆い雷光が引き裂いた時、悪は復活し、都市は悪霊と邪教徒達により荒廃していった。この危機を救うべく、英雄クリストファーの血を継ぐ青年シモンは、父の不思議な鞭を手に立ち上がり、悪魔の巣食う古城へと向かっていった。
出典:wikipedia
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