江戸川学園取手中学校・高等学校(えどがわがくえんとりでちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、茨城県取手市西一丁目に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校。高等学校において、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒の間では、普通科コースにあっては第3学年から、医科コースにあっては第1学年から、それぞれ混合してクラスを編成する併設型中高一貫校。通称は「江戸取」(えどとり)。設置者は学校法人江戸川学園である。儒教を基盤とした道徳教育に力を入れているが、進学実績に関しても茨城県内では上位に位置する進学校でもある。「ネット授業」にも力を入れており、学校ホームページには「全教科ポイント学習」のページもある。また「マスター奨学制度」と「飛び級制度」を設けている(後述)。高等部1組・2組は医学部歯学部を目指す生徒を集めた、通称「医科コース」なるクラスを一年次より編成し、大学入試センター試験における理科3科目(化学・物理・生物)に対応した授業など、医学部合格者を増やす努力をしている。設置者の学校法人江戸川学園が設置する大学に江戸川大学があるが、近年においては、江戸川学園取手高等学校から学内推薦枠を希望する生徒はほとんどいない。また学校としても他大学の受験を奨励する傾向がある。なお、姉妹校には、東京都江戸川区の江戸川女子中学校・江戸川女子高等学校がある。規律面に関しては、開校以来「規律ある進学校」を目指して努力している。そのため、校則や服装の規定が他校と比較して厳格である。また、同様の理由から「いじめは絶対に許されない」ということをモットーに掲げている。また、同校は後述する実践五項目の中の一つで、「挨拶」を行うように促している。そのため、生徒と教師の間では頻繁に挨拶が交わされている。なお、2006年単位履修不足問題において本中学校では芸術や道徳の授業の未履修、高校においては倫理の授業など履修していない科目も含め、すべての教科が履修時間に達していないとして、茨城県教育委員会より指摘された。公式サイト内にある『ネット授業』のページを利用して、学年や教科の枠を超えての学習が可能となっている。例年年度末に実施される『マスター奨学試験』において、理系5教科7科目、文系6教科7科目においてすべて85点以上の成績を修めた者をGマスター、いずれかの科目において85点以上の成績を修めた者をSマスターと認定する制度。ネット授業で学年の枠を超えての学習が可能となったことに合わせて設置された制度で、中等部から高等部まで、申し込みにより全ての生徒の受験が可能となっている。本校における飛び級制度においては、学籍自体に変動はない。成績優秀者が特定の科目(英語及び数学)に限り、本人及び保護者の希望によって1学年上の授業を受けることができるというシステムである。一般的な“道徳”の科目とは異なる形の道徳教育を行っていることで知られる本校だが、それを支える標語として、『人格を磨けば、学力は伸びる』というものがある。そのため現在の道徳の授業では学校という集団生活を営む中で道徳的実践力を育成することによる「人格の完成」を目指し、ベテランの教員が「福祉社会について」、「公共心・公徳心を養うために」などの講和を行っている。この授業を受講した生徒はノート1ページ分の感想文を書いた上で提出する(中等部1年、高入1年のみ行われている)。また、これとは別に全学年の各クラスで実施されるロングホームルームでは、各クラスの担任によってこれが行われる。感想文を1ページ分描いた上で提出する点は同様。なお、かつて高橋鍵彌が校長の職にあった頃は、中等部1年生及び高等部1年生の一部(高等部からの入学者)に対して、“彼自身による講話”という道徳の授業が行われていた。生徒はこれを速記し、ノートに清書した上で感想を書き記して提出するというシステムを取っており、ノートに感想文を書くという点は現在も引き継がれている。オーディトリアムには監視カメラが設置してあり、生徒の様子がスクリーンに映し出された。履修時間の不足という問題(2006年の単位履修不足問題において、中等部に関しても時間数の不足が指摘された)に対応する必要が生じたことから授業方針が変更されている。現在ではLHRを1単位、総合的な学習の時間を2単位とし履修単位の不足を補っている。本校では、生徒の感受性を高め、グローバルスタンダードを身に付ける、という観点から、水曜日や文化祭を活用して、年間4-5回講演会やコンサートなどを開催する。各界の著名人が招かれ、さらに生徒の保護者ならばそれを無料で見ることができる(申込制)。かつては江崎玲於奈や養老孟司の講演、最近では、狂言や能の鑑賞や島田洋七の講演などが行われた。陶芸教室が置かれていた1号棟および2号棟の南側に設置し、陶芸教室は先に別の場所に移動された。また、高橋鍵彌が校長の職にあった頃、110m級の高層校舎を建築するという構想だった(実際に模型が作成されている)。2014年度の大学合格情報は以下。野球部は、設立から3年目の1980年に全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)に出場している。また、アメリカンフットボール部が茨城県の高校では唯一、関東高校アメリカンフットボール連盟に加盟している。また、チアリーダー部は2015年の国際大会で優勝した。文化系の部活では、ディベート部が全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)に例年参加しており、第1回大会の優勝校でもある。ネット授業、課外授業等を使いよりよい成果の向上をねらっている。
出典:wikipedia
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