リュウガは、原哲夫・武論尊による漫画『北斗の拳』およびそれを原作としたアニメ・派生作品などに登場する架空の人物である。本稿では彼が使用する拳法・泰山天狼拳(たいざんてんろうけん)についても、併せて解説する。ラオウ率いる拳王軍の将軍として、その覇業に貢献した。あまりの速度ゆえ、流血の間もなく傷口が冷気を感じるという「泰山天狼拳」を駆使する拳士。宿星は、すべての神々にくみせず天空で狼の眼のごとく強く輝き、天駆ける孤高の星「天狼星」。その真の使命は世が乱れる時、天帝の使者として北斗神拳伝承者の覚醒を促すことにあった。ユリアの実兄ゆえに南斗の正統血統でもあるが、設定上、南斗聖拳は継承していない。後に異母兄弟とされた雲のジュウザとも、縁組上の血縁ということになる。『天の覇王』では、軍師のソウガと並ぶラオウの片腕という位置づけとなった。身長190cm、体重105kg、バスト130cm、ウエスト92cm、ヒップ106cm、首周り46cm。容貌はイギリスのアーティスト、デヴィッド・ボウイに似ている(宝島社『北斗の拳 完全読本』)。リュウガの使用する拳法。その呼称が示すように「天狼星」の宿命を帯し者が継承する拳法であり、ラオウはそれを承知でリュウガを部下とし、拳王軍の重臣に登用した。その特質は、目撃したケンシロウの言による「その拳はあまりに早く、流血の間もなく、凍気すら感じさせる」という説明に尽きる。手刀を使う南斗聖拳に似ているように見えるが本質的に異なり、素手で相手の肉体を削り取るのが基本となる。足技はなく、脚力は技を繰り出す時の跳躍に使われる。奥義、秘伝などは登場しておらず、原作で唯一繰り出した「天狼凍牙拳」がケンシロウに防がれたため、どんな技だったのかは不明であったが、アニメ版『天の覇王』に技が描かれており判明している。「泰山天狼拳」の基本となる技で、狼の牙を模した手の突きから、連撃で敵の躰を削り取ったり、一撃で巨漢の獅子王イゴールの首を削り落したりする描写が見られた。いずれにしても、技をくらった敵は凍気を感じて死亡するが、その際に「さぶい」「つべたい」などの断末魔の声を上げている。『彷徨の雲 -北斗の拳 ジュウザ外伝-』では、「天狼凍雹拳」、「天狼剛氷拳」なる技も披露している。またギャグ漫画である『北斗の拳 イチゴ味』では羅将・ハンに対し、南斗五車星・風のヒューイの起こす烈風に身を任せて体当たり攻撃する「烈風泰山天狼拳」も披露している。作品中には他にも泰山の名を冠した拳法や闘技が登場するのは、北斗七星と並び称される「泰山」の名前を入れて、北斗神拳と対抗させているためである。
出典:wikipedia
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