『冒険野郎マクガイバー』（ぼうけんやろうマクガイバー、MacGyver）は、パラマウント製作のアクション/アドベンチャードラマである。アメリカでは全7シーズン・139話が製作され、日本ではTBS系列で放送された。世界中の悪と戦う「フェニックス財団」のトップエージェントであるマクガイバー。彼の最大の特技は陥った危機を手近な材料と豊富な科学知識の応用で切り抜け、数々の事件を解決する。マクガイバーが劇中使用していたスイス・アーミーナイフは本作で人気となり、日本では一躍ヒット商品となった。シーズン1ではフェニックス財団は存在せず、終結間際ではあったがまだ継続していた冷戦時代を背景に、マクガイバーはアメリカの諜報機関DXSのエージェントとして、東欧諸国で諜報活動を行なうといったものであった。シーズン2以降は、冷戦の終結を背景に、マクガイバーはフェニックス財団のフリーエージェントという設定となり、アメリカ国内で犯罪組織などを相手にすることが多くなる。さらに後半のシリーズに行くにつれて、マクガイバーはフェニックス財団とは関係なく活動することが多くなる。これは、フェニックス財団運営本部長のピーター・ソーントンを演じるダナ・エルカーが、緑内障を患って視力が低下し、俳優活動が困難になったことが大きな原因である。そのためピーター・ソーントンも緑内障を患ったという設定が物語中に登場した。アメリカでは1994年にテレビ映画として2本放送。参照：冒険野郎マクガイバーのエピソード一覧マクガイバーの甥であるクレイ・マクガイバーを主人公としたヤング・マクガイバー（Young MacGyver）というテレビシリーズ作品の制作が2002年に発表されたが、実現する前に制作中止となってしまった。パイロットフィルムだけは制作されており、クレイ・マクガイバーをジャレッド・パダレッキが演じている。

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