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赤い光弾ジリオン

『赤い光弾ジリオン』(あかいこうだんジリオン, Red Photon Zillion)は、1987年4月12日から同年12月13日にわたり日本テレビ系列で全31話が放送されたタツノコプロ製作のSFアニメである。第17話以降は、『赤い光弾ジリオン 激闘編』(あかいこうだんジリオン げきどうへん)にタイトルが変更された。『ジリオン』のネーミングは、「計り知れない数、膨大な無限に近い数字」という意味を持つ英語の“ZILLION”から転じて、「未知なるもの」という意味に由来する。1980年代のアメリカでは安全にサバイバルゲームができる光線銃に注目が集まり、『フォトン』など光線銃のサバイバルゲーム施設が流行していた。このような流れからセガ・エンタープライゼス(後のセガゲームス)が発売していた玩具『超高速光線銃ジリオン』の販促番組である。セガの光線銃は『ジリオン』放映開始前から販売されていたが、パッケージ・商品名を番組の開始に合わせ変更している。銃や胸に付ける受信センサーのデザインの他、連射が効かない・バッテリー寿命が短いなどのストロボ式光線銃の弱点は、そのままアニメ作品中の演出にも生かされている。番組放映期間中にあったジリオン光線銃の大幅なモデルチェンジの際には、アニメでもこれに対応し、銃を作り直してニュージリオンとするエピソードが登場した。セガにとっては、初のメディアミックス企画作品である。作中ではセガ(後のセガ・インタラクティブ)のゲーム『ファンタジーゾーン』のキャラクターであるオパオパが登場する他、第30話では「SEGA」とロゴが入った『SDI』がモチーフと思しきゲーム機をJJがプレイするシーンもある。アニメファンの支持も得て、『アニメージュ』主催のアニメグランプリのグランプリ部門では『聖闘士星矢』に次ぐ2位、サブタイトル部門で2位、男性キャラクター部門では主人公のJJが1位、ヒロインのアップルが3位と上位に食い込んでいる。アニメ雑誌5誌による日本アニメ大賞ではファンからの投票で選ばれるファン大賞で、作品賞、男性キャラクター賞、女性キャラクター賞を独占した。この人気で、後述のCD、カセットテープ収録のボイスドラマ、OVAが発売された。なお、後にセガ(後のセガゲームス)から発売されたネットワークゲーム『ファンタシースターオンライン』および『ファンタシースターユニバース』では、形状や射撃音がニュージリオンそっくりの「ルビーバレット」という武器がレアアイテムとして登場している。本作は、光線銃という小道具が主役メカであるため、白兵戦を売りとするSFアクションアニメとして企画された。さらに青春グラフィティとしての味付けがなされた。質の高い作画とデザイン、敵味方共に魅力的なキャラクターとその魅力を引き出す演出と脚本、それを支える透明感あふれる音楽、単純な勧善懲悪に終わらせないスピーディーなストーリー展開など、完成度の高さが評価されて1987年当時のアニメ賞を数多く受賞し、OVA化もされた。本作が激闘編で放送時間が移動されたのは、当時TBS系MBS制作10時前半枠で放送されていた『仮面ライダーBLACK』とぶつかるのを避けるためと言われている。当初の企画案の中には、少年少女たちが夜の町に集合し、ジリオンバッジを付けるとあのスタイルに変身するという、ガッチャマンへのオマージュを思わせるようなものもあったという。この設定は、当時の放映されたCMに、その名残と思しき演出がされている。主人公・JJ役の関俊彦、アップル役の水谷優子にとって本作は出世作となった。ゲストキャラにもベテラン勢の玄田哲章、 青野武、 池田秀一やブレイク前の山寺宏一、神代智恵(後の神代知衣)、佐々木望などが参加している。入江純が作り出す『ジリオン』の音楽は、視聴者と作品との一体感を作り上げる要素として多大な力を発揮した。発売されたサウンドトラックCDは当初は2タイトルのみで、ファンからの支持を背景にバラエティに富んだ企画CDが次々に発売された。2枚目の「WHITE NUTS」と4枚目の「お洒落倶楽部」にはパロディドラマが収録された。特に「お洒落倶楽部」は、ほぼ全編がパロディである。3枚目の「Let It Rock」はホワイトナッツのメンバーがバンドを結成したというイメージで製作された劇中BGMのボーカルバージョン、5枚目の「あぶないMUSIC」はアップルがパーソナリティを務める架空のDJ番組という企画である。物語の主題は、圧倒的な戦闘能力で惑星を侵略してくる異星人に対して、特殊部隊の若者たちが死闘を繰り広げるという、シリアスな内容である。「ホワイト・ナッツ」のJJとチャンプのコンビ漫才を始めとして随所に盛り込まれる「お笑い」の要素が緩和剤になっている。本作は全31話というあまり例のない話数である。これは途中で打ち切られたわけではなく、玩具タイアップのアニメとして当初から予定されていた話数である。放映期間は3クール(37回)で、そのうち6回が傑作選と称する再放送である。正味の話数もテレビアニメシリーズとしては少なく、都合によりカットされてしまったエピソードも多数存在する。最終回もアップルがJJの頬にさりげなくキスをして終わるという草案があったが、そこまでの馴れ初めを描くには話数が足りずボツになった。今作の制作にはタツノコプロの本社スタッフは関わっておらず、当時制作デスクの一人だった石川光久がフリー・プロデューサーとして設立したタツノコ制作分室が担当している。当時赤字続きで優秀なスタッフがどんどん辞めていくタツノコプロの状況に嫌気が差していた石川は、会社が無難に作ろうとしていた『ジリオン』を凄いものにして会社を見返そうと一念発起したという。その為には自分が全責任を負う形にしなければならないと考えた石川は、まず親を説得し東京・八王子で農家を営む実家の土地家屋を抵当に入れ制作資金を捻出。そして自らいいと思ったり、仕事仲間から推薦された会社やスタッフを口説き落として回った。これらの下準備をわずか1週間で終わらせ、制作を任せてくれるように経営陣と営業に直談判。当初会社は28歳の石川にできる訳がないと拒んでいたが、紆余曲折の末、石川に『ジリオン』の制作が一任される。なお1話毎の制作費は580万円と、当時の平均的な1話分の制作予算1000万を大幅に下回っていた。全31話という当時の作品としては比較的短いスパンといえど、この低予算でクオリティを保ち続けたのは石川の手腕とスタッフの熱意によるところが大きい。その後タツノコ制作分室は、キャラクターデザインを担当した後藤隆幸の作画スタジオ「鐘夢(チャイム)」と合併し、有限会社アイジータツノコ(後のProduction I.G)として独立。OVA版『歌姫夜曲』はアイジータツノコ作品として制作された。そのため、本作はタツノコプロ作品であるが、Production I.Gの事実上のデビュー作であるともみなされている。なお、石川光久自身は、タツノコ制作分室の制作ではなく、本当は京都アニメーションの制作だと明かしている。かねてからタツノコプロ作品に動画や仕上げで参加していた京都アニメーションの姿勢を評価していた石川は、ジリオンの制作をある程度、京都アニメーションに任せたのだという。後にProduction I.G作品『攻殻機動隊』などを通じて世界に知られることになる沖浦啓之や黄瀬和哉などの現在では一線級として名高いアニメーターが本作には多数参加しており、彼らの初期の作風を知ることができる。沖浦と黄瀬は、当時『蒼き流星SPTレイズナー』の作画を担当していたアニメアールの主力原画マンで、『レイズナー』の終了に伴って本作にスライドし、アニメアール班・スタジオムー班の外注スタッフとして作画監督を担当した。特に沖浦の参加は石川のたっての願いで、オープニングアニメを担当したなかむらたかしからの「任せられるのは沖浦君しかいない」とのメッセージを携えて直々に口説いたという。また、数話のみだが、押井守もタツノコプロ時代の同僚の西久保の依頼により、「丸輪零」という変名で本作に参加している。押井守の劇場アニメ作品の制作をProduction I.Gが手掛けるようになったのは、本作が縁となっている。西暦2387年、「第二の地球」と呼ばれた植民惑星マリスで暮らす人類は、凶悪な宇宙の侵略者ノーザ星人の侵攻により危機に陥っていた。人類の兵器ではノーザ星人の装甲に歯が立たず、火力でも圧倒され、人類の滅亡は時間の問題だった。そのとき、未知の超文明から3丁の銃が人類にもたらされた。ターゲットを分子崩壊によって消滅させるこの銃は、ノーザ星人に対して唯一の有効な武器であり、神秘の銃「ジリオン」と命名された。マリス防衛軍は、ジリオンを活用して戦局を打開すべく、ジリオンを持つにふさわしい3名のエキスパート/JJ、アップル、チャンプを選抜し、スペシャルチーム「ホワイト・ナッツ」を編成した。以降、ホワイト・ナッツとノーザ星人の死闘が繰り広げられる。中でもホワイト・ナッツにより敗北を喫せられて以来、JJを宿敵としてつけ狙うノーザ軍指揮官バロン・リックスとの対決は壮絶を極めた。しかし、リックスはJJとの決着が果たされることなく「命の時」を迎えてしまう。「命の時」とは何なのか? リックスによってノーザ星人の悲しき宿命が語られた。特に登場話数を記述していないキャラクターは第1話から登場。特に記載が無い場合は、第1話から登場。※第1話登場のメインキャラクター、サブキャラクターのみ。以降は各話の作画監督が担当。※デジタルリマスター版は制作 - タツノコプロ表記となっている。1988年6月21日発売のOVA。ジリオンキャラクターによるテレビ版とは設定の異なるスピンオフ作品。特製のブックレットをケース内に同梱。のちにLDも発売された。参加したキングレコードの大月俊倫は、アメリカ映画『ストリート・オブ・ファイヤー』のパロディーのような作品と表現している。以上、バップ(Vap)より発売。以上、スターチャイルドレコード(キングレコード)より発売。以上、セガ(後のセガトイズ)より発売。以上、学習研究社(学研)より発売。以上、株式会社ムービック(英語 )より発売。その他、文房具がアニメイトやセイカノート(後のサンスター文具)から発売された。

出典:wikipedia

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