クヴェードリンブルク () は、ドイツ、ザクセン=アンハルト州の都市。ハルツ山地の北東に位置し、ボーデ川が流れる。1994年に世界遺産(文化遺産)に登録された。人口は約人。クヴェードリンブルクの歴史は9世紀初頭までさかのぼる。文献における初出は922年、ハインリヒ捕鳥王による寄進の一部として記録されている。936年のハインリヒの死後、彼の妻であるリンゲルハイムのマティルデは貴族の娘たちの教育の場としてクヴェードリンブルク女子修道院を設立、ハインリヒをはじめとする諸王を記念した。また、ハインリヒの息子で神聖ローマ帝国初代皇帝のオットー1世は父が基礎を築いた城をさらに拡張し、帝国の宮殿としての機能を持たせた。1936年、ナチス・ドイツの親衛隊長官ハインリヒ・ヒムラーは捕鳥王の没後1000年を記念した式典をクヴェードリンブルクで行なった。1945年、アメリカ陸軍の将校ジョン・ミーダーがクヴェードリンブルク修道院の祭具を盗み出したが、1990年代に入るまで返還は行われなかった(クヴェードリンブルク祭具盗難事件)。第二次世界大戦後はドイツ民主共和国(東ドイツ)のハレ県に属した。1990年のドイツ再統一以降、現在までザクセン・アンハルト州に属す。1994年に世界遺産に登録された。1300棟以上のロマネスク様式の美しい建物ファッハヴェルクハウス(木組みの家)や、グリュンダーツァイト時代(泡沫会社乱立時代)、ユーゲントシュティール時代の邸宅が今なお残り、ロマネスク街道の秘都と呼ばれている。司教座教会(聖セルヴァティウス教会)、シュロスベルク(城山)、旧市街は1994年に極めて重要な文化財であると評価され、ユネスコの世界遺産に登録された。このほか、ヴィペルティ教会の地下聖堂、ミュンツェンベルクのマリア修道院、ライオネル・ファイニンガー美術館、木組みの家博物館、ステンドグラスと工芸博物館、蒸気機関車の運行もある狭軌鉄道の中部ドイツ鉄道とおもちゃ博物館など、多くの見どころがある。
出典:wikipedia
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