マレーガビアル（"Tomistoma schlegelii"）はクロコダイル科マレーガビアル属に分類されるワニの一種。本種のみでマレーガビアル属を構成する。別名ガビアルモドキ。インドネシア、（スマトラ島、ボルネオ島）、マレーシアタイ全長300-500センチメートル。口吻は非常に長く、基部の3-4.5倍で隆起は見られない。後頭部を覆う鱗（後頭鱗板）は小型で多数並ぶ。体色は暗黄褐色や暗褐色で、胴体や尾に暗色の横縞が入る。歯は細く鋭い。水かきは後肢の趾全体に発達する。河川や湖沼などに生息する。食性は動物食で、主に魚類を食べるが、小型脊椎動物も食べる。繁殖形態は卵生。川辺の木陰に枯葉など高さ60センチメートルまで積み上げた塚状の巣を作り、その中に1回に20-60個の卵を産む。卵は75-90日で孵化する。皮は革製品として利用される。生息地の破壊や、皮目的の乱獲などにより生息数が激減している。

出典:wikipedia