勝俣 鎮夫（かつまた しずお、1934年9月29日 - ）は、日本の歴史学者、日本中世史学者、東京大学名誉教授、静岡文化芸術大学名誉教授。東京大学教養学部教授、静岡文化芸術大学文化政策学部学部長などを歴任した。東京生まれ。勝俣久作の三男。東京大学教養学部にて、助教授を経て教授を務めた。定年退官後、神奈川大学短期大学部にて特任教授となった。その後、静岡文化芸術大学文化政策学部にて教授となり、学部長も務めた。2006年6月、静岡文化芸術大学より名誉教授の称号を授与された。中世期の農民、低い身分の民衆の生活実態を解明し、史学の研究対象を拡大した。「商返し」等の中世の法的習慣の内容と成立の過程を検証した。また、アナール学派の業績を批判的に検討し、日本の史学における中世期研究の方法を比較研究の手法を用いて再構築した。1997年『戦国時代論』で角川源義賞受賞。岩波新書『一揆』はロングセラー。

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