空気動力学径(くうきどうりきがくけい、)とは空気などの粘性をもつ流体中にある、粉粒体の粒子の大きさ(粒径)を表す量の一つである。不規則な形をした粒子の直径を測ることは一般には難しいため、その粒子と終末沈降速度が等しい密度 1 g/cm の球の直径を空気動力学径とよび、粒子の大きさとして代用する。つまり、空気動力学径とは対象とする粒子と空気中で同じ挙動を示す仮想的な水滴の直径である。空気動力学径"d" は次式で表される。ただし密度ρ の球形粒子に対しては、ストークスの式より直径"d" と終端速度"v" およびそのときの抗力"F" (重力とつりあう)の大きさには次の関係がある。一方、密度ρ 、体積"V" の一般の形状の粒子に対して、適当な方法で大きさ"d" を定め、体積形状係数α をと定める。この粒子が同じ終端速度"v" で動くときの流体抗力を"F" とし、抵抗形状係数"K" をから定める。粒子にはたらく重力と抗力"F" がつりあうからが成り立ち、これを"d" について解くことで与式が得られる。基準密度ρ に粒子の密度ρ を用いたもの、すなわち水滴の変わりに粒子の元々の密度をもつ球形粒子を考えたものをストークス径と言う。単粒子径"d" の粒子の凝集体については、その個数を"n" とすると、針状のアスベストについてはという実験式がある。
出典:wikipedia
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