通町駅または通丁駅は、現在の住所で宮城県仙台市青葉区通町にあった仙台鉄道(仙台軌道、仙臺軌道)の駅である。正式な読みは不明であり、当時の地図では「とうりまちえき」、あるいは、「とうりちやうえき」との平仮名(歴史的仮名遣)表記が見られる。ちなみに、現在の仙台市では通町に表記が統一されており、「とおりちょう」と読むのが一般的である。当駅は、現・青葉神社通(旧奥州街道、陸羽街道)の北端にある青葉神社(1874年創建)から見て南東にあった。当駅設置前の当地は歌枕「玉田横野」の西端にあたり、宮城郡七北田村(現仙台市青葉区)との境界近くの仙台区内だったが、仙台が市制施行した翌月の1889年(明治22年)5月に(初代)仙台競馬場が設置されている。当駅は、同競馬場跡地の北西部に1922年(大正11年)10月6日に設置されたが、詳細な位置は地図によって異なっている。すなわち、青葉神社通と堤通との間を両通りと並走して南北に通じる北田町を基準にして、その西側に記している地図と東側に記している地図とがある。北田町の東側に記している地図では、現在は東端が青葉神社通となっている北十番丁がそのまま東に延びて、さらに北田町との交差点を越えた先の突き当たり付近に通町駅を記している()。他方、北田町の西側に記している地図では、北十番丁と北田町の交差点の南西角付近に通町駅を記している()。なお、当地には小川を暗渠化した上に造られた小道が、資福寺(北山五山の1つ)の門前付近()から堤通まで()東西に通っている。この小道の東端に続いて仙台浅草が東西に通じ、宮城県道136号北仙台停車場線をはさんで仙台浅草の東方に仙台鉄道の北仙台駅(→ 宮城交通・北仙台ターミナル → ライオンズタワー仙台青葉。)があった。そのため、この小道の北田町より東側の区間および仙台浅草が仙台鉄道の廃線跡であり、通町駅もこの小道上にあったとする見方があるが、詳細は不明である。
出典:wikipedia
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