スイスの鉄道運営組織一覧（スイスのてつどううんえいそしきいちらん）では、スイスの鉄道事業者の一覧を示す。線路の所有のみの会社 () と、線路を所有して列車も運行する会社 () を示す。チザルピーノ、フーパック ()、かつてのロコオプ () のように、自社の路線を保有していない鉄道会社については、鉄道会社として承認されているものについて、表の下に別に示してある。貨物輸送のために線路が接続されている、側線の運行を行っている会社については表に示していない。この表に示されている鉄道・軌道の運営会社の名前は、スイスの事業登記に記載されている公式なものである。スイスの事業登記において考慮すべきこととして、その会社の本社がある場所の言語（ドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語のどれか）のみで記載されていることがある。この公式名はほぼ例外なく、スイス交通省 () の提供する一覧表と一致している。また交通省の表には鉄道・軌道の会社の略称も記載されている。この公式略称は最大6文字のアルファベットで構成されている。線路を保有している会社や、動力車を所有または借り受けている会社のほかに、純粋な車両保有会社が存在する。たとえば、wascoba社やインターモーダル運行会社のICF () などがある。こうした会社は狭義では鉄道会社ではなく、安全認証を得ていないので自社で列車を運行していない。したがって鉄道会社ではないものとして、この表には掲載していない。スイス領内に標準軌の鉄道路線を運営している事業者の一覧を以下に示す。スイス国内に路線を保有しているスイス以外の鉄道事業者（例: ドイツ鉄道）を含み、スイス国外に路線を保有しているスイスの鉄道事業者を含まない（例: スイス連邦鉄道のドイツ国内子会社である）。標準軌と狭軌の両方の路線を有している場合には、両方の表に載せている。廃止や合併を含む、全てのスイス国内標準軌鉄道事業者の系譜を示す。インデントのない会社名が現行事業者名、または廃止時の事業者名を示し、インデントを付けた会社名は、1つインデントの少ない会社に合併されたか改称したことを示している。スイスの国土は山がちであるため、多くのスイスの鉄道で1,000 mm（メーターゲージ）の狭軌を採用しており、それ以外の軌間を採用している会社もある。アルプス山中にまとまった約530 kmにおよぶ狭軌鉄道網があり、こんにちではレーティッシュ鉄道とマッターホルン・ゴッタルド鉄道が運行している。アルプス以北やジュラ地方などでも多くの鉄道がメーターゲージを採用しており、これに加えて多くの都市近郊鉄道や路面電車が狭軌を採用している。標準軌の表と同じ方法で、スイス国内に狭軌の路線を運営している組織を示す。

出典:wikipedia