中村 晃（なかむら あきら、1989年11月5日 - ）は、福岡ソフトバンクホークスに所属するプロ野球選手（外野手、内野手）。埼玉県朝霞市生まれ。小学校2年生で野球を始めた。当時は内野手兼投手だったが、同級生に大田阿斗里（横浜ベイスターズに入団）や垣ヶ原達也（青学大→日立製作所）といった好投手がおり、投手としての自分に限界を感じて野手を志したという。子供の頃は埼玉西武ライオンズのファンだった。帝京高等学校入学後1年夏からベンチ入りすると、2年夏から4番に座り、3季連続で甲子園に出場。高校では通算60本塁打を記録した。3年夏の甲子園では15打数で7安打を記録。2007年の高校生ドラフトで福岡ソフトバンクホークスの3巡目指名を受け、同年10月22日に契約金5000万円、年俸600万円（いずれも推定）で仮契約した。担当スカウトは作山和英。帝京高監督の前田三夫の方針により一塁を守っていたが、自身の強肩・俊足を生かすためか、本人の意向でプロ入りに際し外野手へと転向した。目標の選手として、当時のチームメイトで同じ左投左打の外野手である柴原洋と大村直之の名前を挙げている。10月13日のフェニックスリーグの対読売ジャイアンツ戦で監督の秋山幸二が視察した際に、推定飛距離120メートルの特大アーチを放った。は、台湾で開催された第17回IBAFインターコンチネンタルカップの日本代表に選出された。は、長谷川勇也の不調やホセ・オーティズ、松中信彦の故障でチャンスがめぐってくる。5月3日に一軍に初招集されると即日に代走で初出場。10日には8番左翼手で初スタメン出場し、寺原隼人から初安打、初打点。さらに同じ回に3盗を決め初盗塁。川﨑宗則の安打で初得点、さらにはその後も2安打を放ち初の猛打賞を記録した。は、初の開幕一軍スタート。一軍では思うような結果を残すことができなかったが、自己最多の39試合に出場した。二軍では首位打者と最高出塁率の二冠を達成した。は、オープン戦で.305の高打率を残し、開幕一軍を手にした。3月31日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦の5回、代打で迎えたシーズン初打席でショートゴロを打ち、一塁にヘッドスライディングした際に右手小指を骨折し、戦線離脱を余儀なくされた。それでも5月半ばに復帰すると、優れた選球眼、バットコントロール、高い出塁率を評価され1番打者に定着。チームの交流戦優勝に大きく貢献した。結果的には自身初めて規定打席に到達し、打率.307（リーグ7位）、出塁率.392（同4位）の好成績を残した。オフの11月には、台湾で行われた「2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイ」の日本代表に選出された。は、3、4月は月間打率.286だったが、5月.299、6、7、8月と夏場にさしかかって三カ月連続で月間打率3割をキープした。開幕からレギュラーを務め自己最多の143試合に出場し、主に一番打者（99試合）として活躍した。176安打で初の最多安打のタイトルを獲得するなど、75得点（リーグ5位）、4三塁打（同8位）、59四球（同10位）、出塁率.375（同9位）などの好成績を残し、チームの優勝に大きく貢献した。日米野球2014の日本代表に選出されたが、怪我のため出場辞退した。11月30日に背番号を7に変更することが発表された。7月16日に、第1回WBSCプレミア12の日本代表第1次候補選手に選出された事が発表された。9月10日に、第1回WBSCプレミア12の日本代表候補選手に選出された事が発表された。この年は打率.300（リーグ5位）、152安打（同5位）、66四球（同7位）、出塁率.386（同6位）、得点圏打率.375（120打数45安打、同2位）などの好成績を残し、チームのリーグ2連覇に大きく貢献した。11月1日に内川聖一の代わりに日本代表に選出された。開幕前の2月15日に「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」の日本代表26名に選出されたことが発表された。帝京高時代は長距離打者として鳴らしていたが、少しずつバットを短く持って振るようになった。ルーキー時に「高校生のときはホームラン打者でしたが、プロでは首位打者を獲れるような打者になりたいです」と語っている。休日返上の練習もこなし、監督として指導した秋山幸二は「技術屋」と評する。斉藤和巳は「相手投手にとって本当に嫌な存在だったと思います。選球眼がよく、（ストライクゾーンの）際どい球はカットできる技術がある。弱点がないですから、ピッチャーはどこに投げていいのかわからないですね」と語っている。目標とする選手は岩村明憲（当時タンパベイ・レイズ所属）。ももいろクローバーZのファンでもある。

出典:wikipedia