林道冠山線(りんどうかんむりやません)は、福井県今立郡池田町田代から岐阜県揖斐郡揖斐川町塚奥山に至る林道である。両端に点線国道である国道417号の端点があり、代替路として国道417号の一部のような状況になっている(実際にはこの区間はあくまでも「林道」であり国道ではない)。迂回路として国道157号や国道158号があるが、国道158号は迂回路としては遠く、国道157号は林道冠山線と道路の状態は大差無い。利用状況としては冠山峠からは冠山の絶景を見ることができ、観光林道として人気がある。冠山直下には国道417号の徳山バイパスと河内田代バイパスを結ぶ冠山峠道路が建設中であり、完成すれば林道冠山線は冠山への登山客の利用や本来の林道としての役割のみを果たすことになる。全線アスファルト舗装がなされており、1.5車線程の道が続く林道としては走りやすい部類の道である。ただし、林道規程(昭和48年4月1日付け林野道第107号林野庁長官通知)で定める自動車道1級(国道、都道府県道等と連絡する幹線)相当の林道にも関わらず、車道幅員は自動車道2級相当の3.0m(路肩を含めて3.6m)しかない。また、最小曲線半径や最急縦断勾配を満たさない箇所が多数存在するなど線形が悪く、ガードレール・ガードケーブルや縁石が置かれていない箇所や急カーブもあり、危険な場所も存在する。途中にある冠山峠では冠山を一望する事ができ、V字谷の景観が大変美しいため、道幅の割に通行量が多い。また落石も若干見られる。走りやすいがここが林道だということを忘れると、事故に繋がる可能性がある。岐阜県側は福井県側に比べて道路幅が若干広いため、冠山峠までマイクロバスや観光バスが来ることもある。なお、福井県側は観光バスの通行は禁止されており、マイクロバスは許可証が必要である。岐阜県側、福井県側共に、少量の雨でも崖崩れ等が発生することがあるため、通行可能かどうか事前に確認する必要がある。また11月中旬から翌年5月までの期間は積雪による冬期通行止めとなるため、年間通行止め日数は170日を超える。2006年に福井県側起点と冠山峠付近に開閉式ゲートが新設されており、冬期はゲートが遮断されて進入禁止となる。また2008年に竣工した徳山ダムにより、国道417号及び旧林道の一部がダム湖(徳山湖)に水没したため、付け替え道路である国道417号徳山バイパスと、それに接続する徳山ダムの管理用道路である仮付替道路(冠山連絡道路)が整備されて塚冠山林道(林道塚線との共用区間)に接続している。岐阜県揖斐郡揖斐川町 - 福井県今立郡池田町
出典:wikipedia
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