兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校(ひょうごけんりつ こうべすずらんだいこうとうがっこう)は、兵庫県神戸市北区にある県立高等学校である。略称は、鈴高,神鈴。2007年に、兵庫県立鈴蘭台高等学校と兵庫県立鈴蘭台西高等学校を統合し創設された県立高等学校である。普通科と普通科国際コミュニケーションコースを持ち、エリア選択制を採用している。生徒は自然科学、人文・社会科学、芸術、スポーツの4つのエリア群の中から興味・関心に応じた科目を選択する。住所は山田町だが、正門、裏門はそれぞれ中里町と鈴蘭台東町に面している。標高350mに位置し、県内の公立高等学校では2番目の高さを誇る。校地内に菊水山へ向かう登山道がある。校内に三等三角点が設置されている。兵庫県神戸市北区山田町下谷上字中一里山9-107校訓は、「共生・優雅・創造」であるが、これは併合された2校の伝統の共生と、2校の校訓の1文づつから採られたものである。合併母体となった2校を表す二つのスズランの花が合わさり一つのSの字になっている。色は、Sの上の部分が緑で下の部分が青で彩られている。これはそれぞれ「四季折々の自然に恵まれた六甲の山々」と「眼下に広がる神戸港の輝ける海」を表している。校則の多くは、前身の旧鈴蘭台高校のものを継承している。家庭の事情が無い限り、郵便局も含めてアルバイトは禁止されている。許可なく行った場合は喫煙などと同様の処分となる。携帯電話については、旧鈴蘭台高校生徒会の校則改正運動により2007年度に校則が暫定改正され、現在は、始業時間までと昼休み、また放課後の校内での使用が認められている。しかし、立地の悪さなどから電波状況は良くない。ただし、連絡手段として認められているだけであり、スマートフォンのゲームなどが認められているわけではないが、黙認されている。国際文化系コースをもつことから、国際交流事業が盛んで、コース以外の生徒も参加可能なオーストラリアへの短期海外研修の他、中長期の海外研修に行くことができる。中長期の海外研修では、一時的に休学扱いになるが、帰国後に現地の学校で学習した学校指定の科目の履修を認定することによって、出国前の学年団に復学できる。また、海外からの留学生も受け入れているほか、青年海外協力隊を通じた留学生との交流会なども実施している。文化祭は旧鈴蘭台高校時代から「鈴高祭」として有名であり、一時は三宮との間にシャトルバスも運行された。現在も「神戸鈴蘭台高校祭」として存続しており、伝統であるクラス劇はプロの指導もあり、有名である。2014年6月現在、文化祭時の入校には許可証が必要であり、一般人の立ち入りは規制されている。部活動では、編集部(新聞部)が毎年全高総文に出場しているほか、書道部、陸上部も全国大会などで優秀な成績を収めている。また、和太鼓ボランティア部は「をとこ組」の名前で地域で広く知られている。校舎は旧鈴蘭台高校の校舎を使用している。管理棟 (特別教室棟) と生徒棟 (普通教室棟) からなり、渡り廊下などでつながっている。ともに1964年竣工で、管理棟は地上4階・塔屋2階、生徒棟は地上4階である。校舎が古いこともあってバリアフリー設備はあまり整っておらず、エレベーターはない。2011年から2012年にかけて耐震補強工事が行われ、その後、ホームルーム教室に空調が設置された (これまでも扇風機は設置されていた)。また、2014年には屋上に太陽光パネルが設置された。標高が高く、また北区自体気温が低いことから、冬には各教室に石油ストーブが配備される (空調にも暖房はあるが、コストや許容電圧の問題から使用されていない)。一方、周辺の小中学校などで使用されるのはガスストーブである。本校が石油ストーブを使用し続ける理由のひとつとして、普通教室棟にガス設備が存在しないことが挙げられる (管理棟には各種実験教室などがあることからガス設備が存在する)。竣工当初は暖炉を使用していた。同窓会は、旧鈴蘭台高校の同窓会である翠鈴会が神戸鈴蘭台高校の同窓会を兼ねている。講義棟に事務局(資料室)がある。鈴蘭会は、旧鈴蘭台高校、旧鈴蘭台西高校、神戸鈴蘭台高校の3校の旧職員と育友会・PTAの旧役員を中心とする卒業生の保護者が構成する親睦団体である。入会は任意。
出典:wikipedia
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