NTT関東サッカー部（エヌティティかんとうサッカーぶ）は、かつて存在した日本のサッカークラブ。日本電信電話公社のサッカー部として1969年に創部した。日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）加盟の大宮アルディージャの前身となったクラブである。電電埼玉サッカーチームを母体として1969年に電電関東サッカーチームとして結成。しばらくは全国電電サッカー大会での活動が主であったが、1970年より埼玉県社会人サッカーリーグへ参加。旧浦和市を本拠地として、1974年に関東サッカーリーグ、1987年に日本サッカーリーグ（JSL）へそれぞれ昇格した。1993年に発足したJリーグへ参加しなかったため、1993年からジャパンフットボールリーグ（旧JFL）へ所属した。岡本隆吾、平本大介、小阪昭典など関東大学サッカーリーグ出身の選手をアマチュア契約（日本電信電話（NTT）グループの社員）で獲得したが、公益企業のプロスポーツクラブ保有に対する抵抗感などからプロ化は遅れ、外国人選手も在籍せず、Jリーグ準会員申請も行わなかったチームの成績は低迷した。なお、旧JFLの各チームでは多かった社員選手は、チームのJリーグ参加と共に引退・移籍、あるいはプロ契約への切り替えなどで減少し、2009年引退の斉藤雅人が最後の社員選手となった。やがてJリーグが活況を呈し、地域貢献の一環としてのJリーグクラブ保有が社会に認知されるようになると、NTTも自チームのプロ化に踏み切り、1998年に誘致に熱心であった旧大宮市をホームタウンとして、アマチュアチームのままチーム名を「大宮アルディージャ」へ改称した。1998年12月に運営会社となる「NTTスポーツコミュニティー株式会社」が東日本電信電話が中心となりNTTドコモ、NTTデータ、NTTファシリティーズ、NTTコムウェア、日本コムシスなどのNTTグループ関連企業18社が出資して設立され、プロクラブ化し、1999年からJリーグ ディビジョン2（J2）へ参加した。

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