マシュー・ジョン・キニー（Matthew John Kinney , 1976年12月16日 - ）は、アメリカ合衆国メイン州出身のプロ野球選手（投手）。1995年、レッドソックスからドラフト6巡目で指名され契約。2000年にツインズでメジャーデビュー。ブルワーズに所属した2003年には、31試合に先発し10勝（13敗）を挙げた。2004年4月12日のジャイアンツ戦では、バリー・ボンズに歴代3位のウィリー・メイズの記録に並ぶ通算660号本塁打をライト場外へ打たれている。2005年は、9月6日にメジャーに昇格。同年を最後にメジャー登板はないが、2007年にはジャイアンツ傘下3Aフレズノで12勝10敗、防御率4.02という成績を残した。2007年12月6日、埼玉西武ライオンズへ入団。2008年3月23日のオリックス戦で来日後初先発。同年3月30日のソフトバンク戦で7回3被安打1失点（毎回の9奪三振）の好投で来日後初勝利。そのヒーローインタビューの際、「おおキニー」と大阪弁交じりで発言した。しかし、17試合で2勝4敗、防御率4.48と結果を残せず、同年11月14日西武を退団。11月19日に自由契約公示された。2009年、2010年はジャイアンツ傘下フレズノに所属。2010年8月24日、ドーピング検査で禁止薬物のアンフェタミンに陽性反応を示し、50試合の出場停止処分を受けた。ストレートの球速は140km/h台前半～中盤程度だが、スライダー・カーブ・チェンジアップといった変化球を巧みに組み合わせた投球をする。リトルリーグ時代、小説家スティーヴン・キングがコーチを務めるチームに所属していた。それが縁で親交があり、2005年にはヤンキース対レッドソックス戦をキングと観戦している。また、同年9月22日には、キングに関するインタビューも受けている。

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