池田 重喜（いけだ しげき、1946年5月1日 - ）は、大分県出身の元プロ野球選手（投手）。大分県立津久見高等学校の2年生だったに、1学年上の高橋直樹の控え投手として、第45回全国高等学校野球選手権大会に出場。1回戦で中京商業（現・中京大中京）に敗れるが、池田の登板はなかった。高校同期に三塁手の中村国昭がいる。高校卒業後は、中村とともに日本鉱業佐賀関に入社。1965年の第1回プロ野球ドラフト会議では、広島カープから15位で指名されたが、入団を拒否した。には、都市対抗野球大会に初めて出場すると、電電東北との初戦に勝利。日本コロムビアとの2回戦では、9回2死まで無得点に抑えながら、大会史上初の代打逆転サヨナラ3ラン本塁打を喫して敗れた。同年のドラフト会議で、大洋ホエールズから4位で指名されたことを受けて入団。一軍公式戦では主に中継ぎで起用。大洋時代のに5勝、に4勝を挙げた。1969年4月13日の対阪神タイガース戦（阪神甲子園球場）では、この年に入団した田淵幸一から、6回裏に一軍初本塁打を浴びている。11月、平岡一郎との交換トレードでロッテオリオンズに移籍。に一軍公式戦で3勝を挙げたが、に右肩を故障してからは、登板の機会が減った。には投手コーチを兼任。投手に専念する予定だったには、金田正一監督からの命令で、春季キャンプから一軍投手コーチ補佐を兼務した。コーチ兼任の開始後は打撃投手・ブルペン捕手・用具係・トレーニングコーチの役割も担っていた為、一軍公式戦への登板を果たせず、同年限りで引退。から投手コーチ補佐に専念したが、実際には打撃投手を兼務。当時は二軍の監督・コーチがイースタン・リーグの公式戦に出場することがリーグの規約で認められていたため、二軍の野手が足りない場合に、外野手として公式戦に出場したこともあった。1978年のシーズン終了後に、一軍監督へ就任したばかりの山内一弘の意向で、トレーニングの勉強を開始。に日本体育施設協会認定トレーニング指導士の資格を取得すると、同年からまで、打撃投手を兼ねながらロッテのトレーニングコーチを務めた。・には、スポーツ・アイ・ESPNの野球解説者を歴任。1999年11月から寮長としてロッテに戻ると、・にトレーニングコーチ、からまで育成担当コーチを兼任した。ちなみに、ロッテへの復帰後も、打撃練習では一貫して打撃投手を務めている。からは、ロッテの打撃投手兼寮長に復帰。の誕生日で70歳になったが、球界最高齢の打撃投手として、引き続き二軍の練習に参加している。現役時代には、オーバーハンドからのスライダー、カーブ、シュートを武器にしていた。ロッテ移籍2年目の1972年から右肩痛に悩まされながらも、榎本喜八、有藤通世、落合博満、野村克也、江藤慎一、張本勲といった歴代の主力打者に好まれるほど、打撃練習では抜群の制球力を発揮してきた。池田によれば、オフシーズンにトレーニングの一環で石を投げ続けたところ、2011年に右肩痛が完治したという。ちなみに、70歳の誕生日であった2016年5月1日にも、ロッテ浦和球場で二軍のフリーバッティングに参加。この年に仙台育英高校から入団したばかりの平沢大河（当時18歳）など3人の野手へ合計74球を投げた後に、選手やスタッフから祝福を受けた。

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