『ロックマン 甦るブルース』(ロックマン よみがえるブルース)はカプコンのアクションゲーム、ロックマンシリーズを原作とする池原しげとの漫画作品。講談社のデラックスボンボンにて1994年の2月号から同年6月号にかけて連載された。単行本も、同年7月6日に「講談社コミックスボンボン(ボンボンKC)」レーベルで発行された。書籍コードは、ISBN 9784063217070。1991年の『ロックマンワールド』(コミックボンボン夏増刊号掲載)以来ロックマンシリーズのコミカライズを数多く手掛けた池原しげとによる初のオリジナルストーリー作品である。ゲーム版を元にした他作品以上にドラマ性に重点が置かれているのが特徴であり、ロボット独立国の建設を目論み連邦政府主催のロボット博覧会に出展されていたロボットたちや、エンカーやパンクなどワイリーのロボットをも洗脳し配下に加え反乱を起こしたブルースとロックマンの戦いが描かれている。などの設定から、ゲームボーイ版の『ロックマンワールド4』の後日談的なストーリーとなっており、コミカライズ化されなかった『ロックマン3』の設定の一部(ワイリーの改心)も盛り込まれている。Dr.ワイリーも改心し世界は平和を取り戻した。ロックはライト博士らと共に連邦政府主催の世界ロボット博覧会を訪れ、久しぶりの休暇を満喫していたが、その会場にて未曾有の事件に巻き込まれる事になる。世界一の怪力ロボット「テリー一号」を初めとする博覧会に出展されていた最先端技術で造り上げられたロボット達が、突然謎の潜水艦の発する怪電波によって狂わされ、その多くが奪い去られてしまう。しかも奪われたテリー一号は後日銀行を襲い略奪行為を働くという、最悪の事態を引き起こしたのだった。ロックは過去のケースから今度の事件もワイリーの関与を疑うが、そんな彼の目の前で暴走するテリー一号らを鎮圧したのはかつて彼と戦ったDr.ワイリーのロボット達だった。今回の事件ではワイリーのロボットもテリー一号らと同様に何体かが謎の敵に奪われてしまいそれを取り戻す為、また自身が製作した数多くの戦闘用ロボット達の力を平和のために役立てる目的で、治安維持機関ワイリーパトロールを設立したのだと言う。ワイリーの改心に歓喜し、ライト博士の意向もあって彼と協力して各地で勃発する暴走ロボット達の鎮圧に向かうロック。ワイリーパトロールの加勢もあって、順調に暴走するロボット達を退治していくロックたちだったが、そんな中突然姿を現したブルースは、暴走ロボットの逃亡を幇助するかのようにロックたちの前に立ちはだかった。ゲーム化されていないオリジナルストーリーであるが、後年にリリースされた『ロックマン&フォルテ』、『ロックマン9』、『ロックマン10』で「当初からワイリーが登場しており、事件にワイリーの関与が最初は疑われないが、実は黒幕だった」という設定が取り入れられている。
出典:wikipedia
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