『地獄少女』(じごくしょうじょ)は、テレビアニメ『地獄少女』を原作とした永遠幸による日本の漫画作品(コミカライズ)。講談社『なかよし』で連載、『なかよしラブリー』で不定期掲載された。アニメ『地獄少女』の企画が停滞していた時期にスタッフが『なかよし』の編集者と知り合い、編集者側がアニメの企画内容興味を持ったことからアニメ化に先立っての漫画化が決定し『なかよし』2005年11月号から連載が開始された。ファンシーな少女達が描かれる明るい作風の目立つ同誌において、連載作品陣では異彩を放ちつつも相応の人気を獲得し、連載開始時は奇数月のみ掲載の隔月連載を予定していたが2006年1月号の第2話より毎月連載となった。2008年9月号でアニメ第2期『地獄少女 二籠』までを原作とする第1部が完結。2008年11月号から2009年8月号まで引き続きアニメ第3期『地獄少女 三鼎』を原作とする新章『新・地獄少女』が連載されていた。2009年9月号からは続編として、漫画オリジナルで1期、2期と比べギャグ要素が強くなった一話完結形式の『地獄少女R(リターンズ)』が、2013年4月号まで連載された。最終掲載号の永遠のコメントによれば、当初はわずか3回の掲載予定だったが、結果的には7年におよぶ長期連載となった。掲載誌及びページ数に合わせて、設定や展開、また特に作画がアニメ版とは大きく異なる。アニメ版の切り絵のような太い線を使ったシンプルな絵柄に比べ、少女漫画らしい少女向きの絵柄であり、ストーリーにも一定の評価がある。シリーズ累計の売上は300万部を突破している。また、第1シリーズの第5巻以降は本編の単行本と同時に本作の1編と、読者からの投稿を基に『地獄少女』本編と直接は関係の無い短編のホラー漫画を収録したアンソロジーコミック『地獄少女 閻魔あいセレクション 激こわストーリー』シリーズ(全13集)が連動して刊行されていた。『激こわストーリー』の完結後は、2012年8月より刊行されている後継のアンソロジー『本当にヤバイ ホラーストーリー』でも引き続き本作の1編が掲載されている。なお、タイトルが類似している日野日出志の漫画作品『恐怖 地獄少女』は、本作とは無関係である。アニメ版に比べ、漫画版は以下のような相違がある。なお、以上に挙げた相違点の内のいくつかの原因については、作者が単行本で、アニメ第1話を見る前に描いたためと発言している。『地獄少女番外スペシャル4コマ』は、『地獄少女』単行本2巻以降に収録されている4コマ漫画。『なかよし』に番外編『がんばれ! あいちゃん』として掲載されたものと、アニメに関連してDVDのライナーノートなどに描かれたものがある。あいが依頼を受けて標的を地獄へ流すという基本設定は同じだが、内容はギャグに徹しており、登場人物も3 - 4頭身のギャグ調の絵にディフォルメされていて、表情が極端に崩されることもあり、三藁も輪入道はイジられキャラ、骨女はあいとライバル、一目連はツッコミなど本編とはかなり違うキャラへと変貌してしまっている。『がんばれ! あいちゃん』においては、あいは仕事がもっぱら夜中専門のために朝に弱く、学校や依頼人のもとへたびたび遅れてやって来る、地獄少女(じごくしょうじょ)ならぬ遅刻少女(ちこくしょうじょ)と設定されている。ライナーノートなどの掲載分はアニメ設定に基いているため、漫画本編では父・一が書籍「真実の地獄少女」の著者として名前のみ登場する柴田親子も登場している。単行本はいずれもKCなかよしから発行されている通常版と、KCプレミアム扱いの特装版がある。特装版は表紙イラストが同一絵柄の色違いである・ピンナップと地獄あわせが同梱されているなどの違いがある。第1巻のみ限定特装版と銘打っていたが、実際には好評により増刷されている。ISBN情報は永遠幸の項目を参照。作品は殆どが1話完結だが、30話と33話は登場人物が同じでつながっている。『なかよし』連載時と単行本では話数表記が異なる。『なかよし』では連載話数、『なかよしラブリー』では話数表記なし、単行本では『なかよしラブリー』掲載分を含めた通し話数になっている。ここでは単行本の表記に準じる。単行本2巻では、作者コメントが『なかよし』連載版に準じた話数で表記されている(単行本の表記より2話分少ない)。単行本4巻の作者コメントも、第17話「偽地獄通信」を雑誌掲載時と同じく番外編と表記している。ISBNは通常版。『地獄少女R』7巻まではカバーが特殊印刷でアニメ版のカラーピンナップとトレーディングカード「地獄あわせ」が付いた特装版(レーベルはなかよしKCでなくKCプレミアム)も刊行されていた。
出典:wikipedia
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