京橋グランシャトービル(きょうばしグランシャトービル)は、大阪市都島区にある総合レジャービルである。その奇抜な外観と深夜を中心に放映される特異なCMによって関西一円に知られる。林商事株式会社が運営している。西洋の古城を模した外壁が黄色に塗られたビルである。グランシャトーとはフランス語の「大きな城」を意味し、公募で名付けられている。香蘭は現在では数少なくなった70年代スタイルのキャバレーであった。また「ゲームポイントシャトーEX」ではしばしばロケテストが行われる。1971年にオープン。台湾出身の実業家である林宗恩が建設した。現地にはかつて京阪京橋駅があり、現在のグランシャトービルの北にある道路が線路敷だった(1969年に京橋駅 - 野江駅間の高架化に合わせ移転)。当ビルの名を高めたのは、開業以来、深夜帯を中心に放映されている同社のテレビCMである。「♪京橋は…」で始まり、店の前でもエンドレスで流されている大阪弁のCMソングは、聴く者に極めて強烈な印象を与え続けている。『オレたちひょうきん族』で明石家さんまらがネタにしたため、近畿一円に留まらず全国的に著名になった。作曲者はキダ・タロー、或いはキャバレー香蘭専属バンドのバンマスなど諸説あるが、キダ本人は明確に認めておらず、朝日新聞大阪版などは「作曲者不詳」としている。グランシャトーの名を高めたのは、1980年代末頃まで放映されていた、佐藤B作似の東映の大部屋俳優で牧野二郎で、その当時のCMソングも牧野が歌っていた。1971年に撮影されたものとされるが、その後20年ほどにわたって撮り直しなく放映され続けたことから、街の雰囲気や人々の服装などが放映末期には非常に時代遅れとなっていった。しかし、それがかえって、視聴者の心をつかむこととなった。また、その男性と同社従業員と思われる女性が共演する等身大宇宙人物などが制作されていた。ローカルタレントのリリアンが経営していた北新地のニューハーフクラブ「マダム・リリアン」を林社長が訪れ、意気投合したのを契機に、1990年代以降はリリアンがイメージキャラクターを務めるようになり、などの被り物バージョンが矢継ぎ早に制作された。これらの中で異様さにおいて際立つのが、15秒/30秒バージョンが併存する浦島太郎編である。15秒バージョンは30秒バージョンを単に倍速で早送りしただけというチープさで、類例を見ない。現在は梨田昌孝が出演している映画予告風のバージョン(大阪近鉄バファローズ監督退任後、北海道日本ハムファイターズ監督就任までの間に制作されたものであるが、日本ハム監督在任中も放映された。東北楽天ゴールデンイーグルス監督就任後も一部スポーツ新聞で慶祝広告を掲載)も存在し、もちろんCMの最後にはお約束のようにリリアンが登場する。宴会シーズン用のシャトー飯店CMは各バージョンを編集した物で放映する。地上デジタル放送になってからCMは「京橋グランシャトー劇場」の枠で囲っている。神戸の独立UHF局・サンテレビでは、土曜深夜0:55に同社提供の『あすのお天気』が放映されている(1988年までは、開業間もない1971年頃のフィルム映像に、手書き風テロップが重ねられていた)。1989年にビデオで撮影し直した物(4:3映像)は2013年3月まで流れていた。現在放映中の映像は、2013年に撮影し直した物(16:9映像)である。また2013年版からは系列店であるフレンチレストラン「ドゥアッシュ」(大阪市中央区心斎橋)、旅館「桂山荘 蓬莱の里」(兵庫県西宮市)の映像も交えている(この為「京橋グランシャトーグループ」名義でスポンサーとなっている)。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。