ブレダM37重機関銃は、1937年にイタリアで採用された重機関銃である。フィアット レベリM1914重機関銃の後継として開発された。ブレダのM37という機関銃には、ブレダM30軽機関銃の7.35mm弾バージョンもあるが、これと混同してはならない。弾薬は、重機関銃弾薬として新たに開発されたを使用する。作動方式にはガス圧利用式を採用し、銃身の冷却は空冷式である。給弾は20発の保弾板で、機関部左側面から装填する。給弾部分には射撃後の過熱による張り付き防止の目的から、弾丸に油を塗る装置が装着されている。空薬莢は外部に排出されずに保弾板に戻され、保弾板に装着されたまま外部に排除されるという変わった仕組みであった。第二次世界大戦の間はイタリア陸軍の代表的な重機関銃として活躍し、1943年まで生産され、1945年まで使用された。イタリアの兵器としては例外的に評価の高いもので、鹵獲したイギリス軍も本銃の長射程と強力な貫通力、空冷にもかかわらず高い持続射撃性能には賛辞を寄せている。戦後もイタリア陸軍の標準重機関銃として、ラインメタルMG3によって更新されるまで使用されている。車載機銃としても使用され、こちらは「M38」と呼称された。車載型のトリガーはM37の押鉄式ではなく、ピストルグリップに通常の引鉄を備えている。また、ポルトガル軍も1938年にブレダm/938の名で採用している。
出典:wikipedia
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