民主中道連合(みんしゅちゅうどうれんごう、)はスペインでかつて存在した政党である。当初政党連合として結成され、後に政党となった。フランコ独裁政権崩壊後の民主化移行期の1977年5月に、当時の首相アドルフォ・スアレスの与党として結成された政党連合。以下の政党によって結成された。民主中道連合はアドルフォ・スアレスを代表としたが、その内実はキリスト教民主主義、自由主義、社会民主主義、地域主義あるいは独立主義から、フランコ体制側にいたものなど様々なイデオロギーの寄せ集めであった。1977年8月4日に政党連合から政党に移行した。1977年の総選挙では、第一党の地位を確保するも、下院で過半数が取れなかった。なお、この1977年総選挙時点では、民主中道連合は政党登録はせず、同年8月15日に登録している。このことからも、この時点では民主中道連合が政党の形態を有しておらず、即席のスアレスの応援団であったことがわかる。憲法制定後の1979年に行われた総選挙でも、過半数を下回るも第一党の地位を確保した。しかし、1981年1月にスアレスが辞任し、党首の座にレオポルド・カルボ=ソテーロが就任すると、民主中道連合の凋落は明らかとなり、内部崩壊が進行したまま臨んだ1982年の総選挙では、民主中道連合は歴史的な大敗を喫し、政権与党の座を社会労働党へと譲り渡した。総選挙の大敗を受けて、民主中道連合は解散した。
出典:wikipedia
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