徳陽市(とくよう-し)は中華人民共和国四川省に位置する地級市。市域内の広漢市からは、長江文明の重要な遺跡・三星堆遺跡が発見されている。徳陽市は四川盆地の西北部に位置する。長江上流の支流・沱江(だこう)流域にある。東北には綿陽市、東南には遂寧市と資陽市、西南には省都・成都市、西にはアバ州が接する。省都・成都までは50kmあまり、成都付近の観光の目的地であり中継点である。西北部には九頂山脈の険しい高山がそびえ、中部には平原が広がり、東南部は丘陵地となっている。亜熱帯気候に属し、四季の区別ははっきりとし、雨量は多く、年降雨量は1,000mm前後に達する。年平均気温は15.7-16.7℃。主要な出身者には後漢から三国時代の武将・秦宓(綿竹出身)、清朝の文学者・李調元、戊戌の変法を推進した官僚・楊鋭(綿竹出身)らがいる。2008年5月19日に発生した四川大地震では綿陽市に次いで大きな被害を出した。成徳綿ハイテク産業地帯(成都市・徳陽市・綿陽市)に属し、省都・成都市と研究科学都市・綿陽市に挟まれている。徳陽市は中国の重機械・動力設備製造、リン酸化学工業の重要な集積地である。重機製造企業のうち主要三大企業は、中国二重、東方電機廠、東方汽輪機廠の三つ。徳陽市の市区の経済力より、むしろ市域内の県級市である綿竹市、什邡市、広漢市のほうが生産力が高い。銘酒・剣南春は綿竹市で生産される。徳陽の名産品には、世界的に著名な民衆絵画の綿竹年画のほか、徳陽醤油、黄許松花皮蛋、什邡板鴨、羅江豆雞、中江掛麺などがある。1市轄区・3県級市・2県を管轄下に置く。
出典:wikipedia
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