南ベトナム軍事援助司令部("U.S.Military Assistance Command,Vietnam"、通称MACV)は、1962年2月8日にアメリカ合衆国によって設立されたベトナム戦争に対する軍事介入戦闘部隊。1950年に組織されたインドシナ米軍事援助顧問団の流れを汲む組織で、1955年に南ベトナム米軍事援助顧問団として改組された組織が、当時のアメリカ大統領ジョン・F・ケネディによってさらに改組された軍事組織。指令本部を南ベトナムのタンソンニャット空軍基地()に置いていた。ベトナム化政策やパリ協定を受け1973年に解散となった。初代司令官は前述の南ベトナム米軍事援助顧問団の司令官を務めていたポール・ハーキンス大将(1962-64年)、南ベトナム軍事援助司令部へと組織が改組されてからはウィリアム・ウェストモーランド大将が1964年に司令官へと就任、次いでクレイトン・エイブラムス大将が1968年に、フレデリック・ウェイアンド大将が1972年にそれぞれ司令官へと就いていた。MACVの主要な構成部隊は以下である。なお英語版該当記事が示されている物に関しては、訳語は暫定的なものであることに留意されたい。1954年10月23日に実施されたアイゼンハワー大統領とゴ・ディン・ジエム大統領による会談でアイゼンハワーはアメリカ軍による軍事援助を約束し、ベトナム戦争に本格的に介入することとなった。アメリカは軍事顧問をベトナムへ送り出し、ベトナムにおける軍事活動を開始したが、1959年にテロによる軍事顧問殺傷事件にて、初めてのアメリカ人犠牲者を出すことになる。これをきっかけとしてアイゼンハワーは「我々の力が有益である限りアメリカの援助を継続する」との声明を出し、さらなる軍事援助強化の姿勢を強調した。その後、ケネディ大統領はアイゼンハワーの後を引き継ぐ形で、戦闘部隊を直接投入する動きを見せる。その際に組織されたのが、南ベトナム軍事援助司令部(MACV)である。MACVの設立とケネディの派兵増強により、南ベトナム内におけるアメリカ軍兵力は11,300名となった。
出典:wikipedia
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