『重装機兵ヴァルケン』(じゅうそうきへいヴァルケン、英名ASSAULT SUITS VALKEN)は、メサイヤより発売された、アクション・シューティングゲーム。本項では『重装機兵ヴァルケン2』も解説する。22世紀初頭の太陽系を舞台に、第4次世界大戦とそれに続く大規模な戦争を、一兵士を主人公としてゲーム化したもの。主人公が搭乗する重装機兵(アサルトスーツ)は、リアルロボットアニメに多くみられる量産型の軍用有人操縦ロボットで、現在の歩兵と同様にさまざまな装備を持ち替えて使用できる汎用兵器として描かれている。同じ世界観を共有するゲームとして、『重装機兵レイノス』シリーズがある。また、『FRONT MISSION SERIES GUN HAZARD』は実質的な開発を行なっているのがヴァルケン開発チームであり、操作体系などかなり似通っている。『重装機兵ヴァルケン』(海外名CYBERNATOR)は、スーパーファミコン用のアクション・シューティングゲーム。1992年12月18日にROMカートリッジで発売された。スーパーファミコン版は2007年10月16日よりWiiの、2015年1月14日よりWii Uのバーチャルコンソール向けに、また、2014年11月18日よりプロジェクトEGGで、それぞれダウンロード販売されている。キャラクター設定にアニメーター・漫画家のうるし原智志を起用した。また、システムを旧来のアクションゲームに近いものに変更し、やや難度を下げたことで、前作より広い層にアピールすることに成功した。オリジナルの発売から12年近くを経て、2004年8月26日にクロスノーツからPlayStation 2用リメイク版が発売されたがSFC版とはかなり違う仕様となっている。月面の資源採掘権を巡って、世界は環太平洋合衆国と、欧州アジア連合の2陣営に分かれて争っていた。そして2101年、第4次世界大戦が勃発した。前大戦末に開発された有人ロボット兵器「アサルト・スーツ(重装機兵)」が戦場の主役となり、宇宙そして地上で激しい戦闘が繰り広げられていた。合衆国軍の突撃揚陸艦バーシスに所属するジェイク中尉は、重装機兵ヴァルケンに搭乗し、最前線に身を投じることになる。戦場はスペースコロニー、宇宙空間、宇宙要塞攻略戦、大気圏突入、アルプス山脈を越えを経て、首都攻略作戦『"オペレーション・ソルジャーソウル"』へと進む。中盤の要塞攻略戦およびシャトル撃墜の成否によって、ストーリーの結末が異なる。ロボットを操る横スクロールアクションゲームである。武装は連射性能に優れたバルカン砲、近距離戦用のパンチ、追尾能力のあるミサイル、貫通性能のあるレーザー、隠し武器であるナパームの5種類存在し、所持しているものについては任意に切り替え可能。一部のものについてはゲーム中に、落ちているものを入手する必要がある。砲身は30度単位で上下に調整することができ、全部で12方向に攻撃可能で、ボタンを押し続けることで砲身の固定も可能。その他ジャンプボタン、ダッシュボタン、防御ボタンが用意されている。2Dサイドビューのアクション・シューティングゲームで、ステージによって重力の有無がある。自機である"ヴァルケン"は複数の火器・装備を選択して運用することができ、ステージ中に置いてあるコンテナを拾得することで、装備している武器の威力を増すことができる。前作に当たる『重装機兵レイノス』の難度が非常に高く、操作が複雑だったことを踏まえ、本作ではシステムがやや簡素化された。海外版『CYBERNATOR』はコナミから発売されている。主な変更点としては、などが挙げられる。なお、海外では『CYBERNATOR』に非常に酷似したシステムをもつタイトルとして『METAL WARRIORS』が発売されている。続編と呼ばれることも多いが、開発元はルーカスアーツでありストーリーも独自のもので、同様のシステムを持った全く別のゲームである。『重装機兵ヴァルケン2』(じゅうそうきへいヴァルケン・ツー)は、PlayStation用の戦略シミュレーションゲーム。1999年7月29日発売。開発はTAM-TAM(タムタム)が担当。本作のみゲームジャンルが変更されているが、これは重厚なストーリーや複雑なメカニックの表現には、アクションゲームより戦略シミュレーションゲームのほうが向いている、と判断されたことによるもの。初期の東京ゲームショウ等で公開された時は、ジャンルが3Dアクションシューティングとされていたという。本作の開発は遅れに遅れ、当初マスコミリリースされたものとは全く異なる内容で発売されるに至った。本シリーズは一旦この作品で終了することとなった。キャラクターデザインは当初、『機動戦士ガンダム』の安彦良和を起用し、イベントなどで配布された初期の告知パンフでは安彦の手によるウラガやジェイク他のキャラクター彩色イラストが掲載されていた。しかし、事情で漫画家の衣谷遊に変わった。メカニックデザインはスタジオぬえの宮武一貴が担当。ヴァルケンやレイノスといったASやデックアイン/ツヴァイ、ゼアーアインといった敵の主力兵器等、既にビジュアルイメージの出来上がっていたメカも元のイメージを残しつつ、本作で初登場となる支援機的存在の多脚砲台・マニューバキャノンや試作ASのエグザスシリーズ、最新量産AS・ヴァルケン2といったオリジナルメカとの見た目の乖離が生じない様にディテールの追加やプロポーションの変更等が行われている。宮武は他に前述の告知パンフ等で使用されたイメージイラストも描いている。本作は『重装機兵レイノス』と同じ時代設定で製作されている。そのストーリーは『ヴァルケン』という前史を踏まえた上で『レイノス』を再構成したものとなっている。『レイノス』では条約機構軍の名も無き一兵士だった主人公にウラガ・タツヤという名前がつけられ、その身分もヴァルケンやレイノス他のアサルトスーツを開発・生産する企業「グランパシフィック社」のテストパイロットとなっている。本作オリジナルのキャラの他に『レイノス』のヒロイン的存在として描かれたリーナ曹長や『ヴァルケン』のジェイクといった、シリーズのおなじみの人物も多数登場する。またウラガが搭乗するのはレイノスではなく、謎を秘めた新型ASエグザスαとなった。一方、ライバルキャラ・ランスもウラガ達がテストしていたエグザスシリーズのβ機を奪取して愛機とする形になっていて、『レイノス』での愛機・ゼアーアインに乗っての登場は少ない。主役メカのヴァルケンの商品化には、2009年にタカラトミーアーツのカプセルトイ『ビデオゲームロボティクス』(以下VGR)があり、レイノスと共に事実上初のマスプロ製品化が実現した。手足の関節部には磨耗し難いナイロン系素材の汎用ジョイントが採用されていて、腰部にも回転軸が設けられているため自由にポーズを取らせる事が可能となっている。VGRでは「ASS-117 ヴァルケン」の名称でラインナップされた。スーパーファミコン版のオープニングのラストで登場する全身のヴィジュアルをほぼ忠実に再現したカラーリングと、右前腕がまるごと銃となったガンアームが特徴。価格は400円(税込)。さらにパッケージを紙箱にし、VGR以上に細かい塗り分けや汚し塗装等が施された上、ゲーム中でも登場するブースターユニットが付属した『ビデオゲームロボティクスEX 《ASS-117A ヴァルケン+ブースターユニット》』も発売された。1個1000円(税込)。右腕がゲームでの設定通りマニピュレーター+手持ちのライフルになっており、形式番号がカプセル版と違う。以下の様なヴァリエーションが存在する。『ヴァルケン2』からは、ASを中心にイエローサブマリンからガレージキットが発売された。
出典:wikipedia
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