上野桜木(うえのさくらぎ)は、東京都台東区の地名で、旧下谷区にあたる下谷地域内である。台東区の高台に位置する閑静な住宅地で、上野台とその東側山麓に広がっている。町域東端部は、JRの線路に接している。町内は、寛永寺の広大な敷地が広がり、他に住居や商店、寺院などが建ち並ぶ。下谷地域の北部に位置する。かつては下谷桜木町と呼ばれており、上野台部分の町は上野花園町から独立したエリアである。多数の寺院と共に、江戸時代の町割り、道割りの上に明治から昭和にかけての建物が混在しており、歴史的重層性のある景観を作りだしている。地名の通り桜も多く、同町や上野公園の桜は、樹齢を重ねたものが多く一本一本が独特の形をしており、綺麗な桜並木を見ることができる。町内にある寛永寺は、寛永2年(1625年)徳川3代将軍徳川家光の治世に建てられた。寛永寺は徳川家の菩提寺として知られ、都内を代表する寺院として知られている。寛永寺には、徳川家の墓所として6人の将軍の霊廟がある。また、大慈院は徳川慶喜が謹慎していた場所である。寛永寺域であったことから、その子院が数多くあった。言問通り沿いに、かつては鶯谷駅との乗り換えが便利な京成の寛永寺坂駅があった。かつては川端康成も居をかまえていた。妻の川端秀子は、川端が一高時代に上野桜木町の貸間の広告を見て、現場までわざわざ見に行ったことを記した日記に触れ、「(川端にとって)桜木町というのはその時以来憧れの町だった」と語っている。
出典:wikipedia
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