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セクシートラベル

『セクシートラベル』は、泉大八による日本の官能小説作品。1986年に桃園文庫(桃園書房)より刊行された。カバーには「SF風冒険小説」とのキャッチコピーが記載されており、文芸評論家の針生一郎は本作について「SF的手法を用いて生命と性の本質を探った力作」と評している。日曜日の朝、平凡なサラリーマン・ノリ彦が目を覚ますとまるでノミのように小さな体になってしまっていた。ノリ彦は隣で寝ていた妻・ヤス子に気付いてもらおうと巨大な体をよじ登るが、ヤス子は小さくなった自分の夫に気付かないまま目を覚まして体を起こし、ノリ彦はヤス子の脇をすり抜けて背中を転げ落ちてしまう。ノリ彦は命からがらヤス子の腰を伝って臍に身を潜めるが、そこへ隣人の石橋氏が訪ねて来る。最初はヤス子との世間話に花を咲かせていた石橋氏であったが、ノリ彦の姿が見当たらないと見るや強引にヤス子を求め、初めのうちこそ抵抗していたヤス子も遂に石橋氏の求愛を受け入れてしまう。ノリ彦は石橋氏の暴挙に怒り、ヤス子の臍を飛び出すがそのままさらに下へ転げ落ち、陰毛の茂みでヤス子の愛液に溺れかけたまま石橋氏がヤス子を犯すのを目の当たりにしてしまい、小さくなった自分の無力さを嘆いて途方に暮れる。ところが、茂みの中から誰かがノリ彦を呼んでいるのに気付き振り向いてみると、そこにはノリ彦と同じサイズの美しい女性が居た。その女性はイズミシキブサンと名乗る。イズミシキブサン曰く、宇宙から地球を観察していた際にノリ彦の潜在的な縮小願望を宇宙船内で受信し、その願望を具現化した状態が1000分の1型なのだと説明する。そして、イズミシキブサンはノリ彦を「性と宇宙の神秘に触れる旅」へ案内すると言い、石橋氏に犯された余韻に浸るヤス子の膣から子宮の中へと案内する。

出典:wikipedia

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