ツガ(栂、学名:)は、マツ科ツガ属に分類される常緑性の針葉樹。別名をトガというが、これは、かつて咎人をはりつけるのに使ったためとの説がある。直立する大木になり、高さ30m、胸高直径1mに達する。樹皮は灰色がかった赤茶色で亀甲状にはがれる。葉は扁平な針状で、表面は深緑でつやがあり、主軸に沿って窪みがある。先端が少しくぼんでおり、葉先が二つに分かれたようになっている。その点でモミにも似ているが、モミは二つの先端が鋭く尖っているのに対して、ツガは丸まっている。また、枝からの葉の付き方がモミとは若干異なっていることで識別できる。球果は小柄で楕円形、長さ2.5cm程度で、枝先にやや下を向いてぶら下がる。日本の本州中部から屋久島にかけてと韓国の鬱陵島に分布する。暖温帯(照葉樹林)から冷温帯(落葉広葉樹林)の中間地帯(中間温帯林)に主に分布する。その範囲では比較的普通に見られる樹木であり、時に優占種となる。モミと混成することがあるが、モミが山腹に生育するのに対して、ツガは尾根筋によく生育する。なお、一部の地域ではトガサワラも混成する。IUCNレッドリストでは、1998年版で軽度懸念に評価されたが、更新が必要とされている。建材として用いられるほか、樹皮からタンニンを取り、漁網を染めるのに使われた。秋篠宮文仁親王のお印に用いられている。
出典:wikipedia
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