「マザー・ラヴ」(Mother Love)は、クイーンの1995年にリリースされたアルバム『メイド・イン・ヘヴン』に収録された曲である。1991年初頭、アルバム『イニュエンドゥ』の製作後、スイス、モントルーのクイーンが所有するマウンテンスタジオで4週間のセッションが行われ、後に『メイド・イン・ヘヴン』に収められることになる数曲分の曲の断片が録音された。そのうちの一曲であるとされている。作詞作曲のクレジットはブライアン・メイとフレディ・マーキュリーとなっている。プロデュースはクイーン、デヴィッド・リチャーズ、ジャスティン・シャーリー・スミス、ジョシュア・J・マクレーのクレジットになっている。ボーカリストのフレディ・マーキュリーが生前に録音した最後の曲であり、気管支肺炎のためにフル・コーラスを歌うことができず、最後の節をギタリストのブライアン・メイが歌っている。曲の後半部分は、1986年ウェンブリー・スタジアムで行われたマジック・ツアーでのコンサートにおけるフレディの観客との掛け合いから始まり、「ONE VISION -ひとつだけの世界-」のイントロ、「タイ・ユア・マザー・ダウン」のイントロなど、時間を逆行した音のコラージュが早送りのように速度を上げながら、1973年にフレディがラリー・ルレックス名義で出したシングル「アイ・キャン・ヒア・ミュージック(I Can Hear Music)」のB面に収録されていた「Goin' Back」の歌い出しが流れ、赤ん坊の産声で終わるという体内回帰を思わせる構成になっている。この曲でアルペジオを奏でているコンプレッサーの効いたギターの音色は、レッド・スペシャルではなくパーカー・フライであり、曲の途中に現れるギター・オーケストレーションはレッド・スペシャルによるものである。1998年に発売された、PC用ゲーム「The eYe」(。日本語版のタイトルは「クイーン ジ・アイ 華麗なるレース」)ではこの曲のインストバージョンを聞くことができる。またボーカルが入る前と思われるデモ・バージョンも流出している。アルバム『メイド・イン・ヘヴン』に収録された楽曲のプロモーションビデオについては、アルバムリリース時に曲を題材にして英国映画協会の若手映像作家たちに競作させるというアナウンスがあった。1997年に『MADE IN HEAVEN / The Rock Cinema』としてリリースされた。結果的に曲をモチーフとしたショート・ムービ仕立てのものになり、この曲のオフィシャルでのプロモーション・ビデオはこれに納められているメンバーが一切映っていないバージョンとなる。
出典:wikipedia
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