前後駅(ぜんごえき)は愛知県豊明市前後町善江にある名古屋鉄道名古屋本線の駅。駅番号はNH23。市の名を冠する東隣の準急停車駅の豊明駅よりも利用客が多く賑わいがあり、急行も停車するため実質的な豊明市の主要駅・玄関口となっている。また、藤田保健衛生大学病院への最寄駅でもあり、病院行きの名鉄バスが駅北側のバスターミナルから頻繁に運行されている。また、急行と普通の緩急接続も行われ、下り(名古屋方面行き)急行の快速特急待避も行われる。2006年に放送されていた小田和正が歌う名古屋鉄道のイメージCMでこの駅が最後の辺りに映っている。開業当初は島式(単線)1面2線、複線化後は相対式2面2線の地上駅だった。地上駅時代の駅舎は、現在の駅構内名古屋寄りにある踏切脇(上りホーム側)にあり、下りホームとは当初構内踏切で連絡していたが、昭和50年代にホーム中央部に跨線橋を新設し構内踏切を廃止した。1987年(昭和62年)の橋上駅舎化に伴い、上り線に待避線を設けて2面3線となり、上りホームが若干豊橋寄りに移動した。現在は下り線にも待避線を持つ島式2面4線の待避可能な駅となっている。下り待避線は進入部の分岐器を当駅豊橋方の直線上に設け、その分名古屋方の分岐器も下りホームの一部を削って設置されたため、下りホームも上りホームより少し豊橋寄りに移動した。以下の設備が設置されている。エスカレーター(以前は各ホームに上り専用エスカレーターがあったが現在は撤去)、渡り線、留置線、自動精算機は存在しない。行先案内のアナウンスは自動化されている。構内の線路はほぼ直線であるが、豊橋方にカーブが存在するため、快速特急・特急の通過速度は曲線分岐器のある3番線が100km/h以下、2番線も速度制限は無いが緩勾配を上って来るため105km/h程度になっている。なお、1987年のリニューアル時は、豊明方面のみ2線利用だったため、名古屋方面を1番線、豊明方面を2番線・3番線とした。昭和40年代より当駅付近は急速な都市化が進み、豊明団地や名古屋保健衛生大学病院の完成もあって前後駅の利用者数は飛躍的に増加した。かつては鳴海駅より利用者が少なかったが、現在は名古屋本線の急行停車駅では最も多く、特急停車駅の新安城や国府をも上回る。前後駅第一種市街地再開発事業によって商業・住宅ビルとしてパルネス1号館(1989年11月竣工)、多用途ビルとしてパルネス2号館(1988年12月竣工)が建設された。「パルネス(PALNES)」とは「Pal(仲間が集う)」「Abundant(豊かな)」「Light(明るい)」「New(新しい)」「Entrance(まちの玄関)」「Sunflower(ヒマワリ(市の花))」の頭文字をとったものである。当駅から北へ延びる市道(桜ヶ丘沓掛線)は、道の両側にケヤキが植えられており、けやき通りと呼ばれている。前後駅を発着する全ての名鉄バスが通っているが、坂がかなり急である。また、片側一車線しかないため、朝はかなり渋滞する。この道路には自転車レーンが設置されている。豊明市役所へは名鉄バス(吉池団地行きまたは祐福寺経由赤池駅行き)またはひまわりバスに乗り換え。橋上駅舎前にロータリーがあり、「前後」バス停が設置されている。地上駅時代は駅舎前にバスが乗り入れられなかったため、国道1号「前後町」交差点角の敷地がバス発着場となっていた(バス停名は「前後」)。現在はガソリンスタンドとなっている。
出典:wikipedia
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