株式会社ファンケル()は、神奈川県横浜市中区に本社を置く化粧品・健康食品のメーカーである。三重県出身の池森賢二が、産能短期大学中退後、ガス会社勤務などを経て、1980年に創業。1981年株式会社化した。2003年会長、2005年に名誉会長となり第一線から退いたが、業績の悪化を受け2013年1月に執行役員として経営に復帰し、4月から会長復帰。会社設立のきっかけは、池森の兄が経営するクリーニング店の手伝いをしていたことに始まる。ある日、団地の集配達の仕事で依頼主の家庭を訪ねた際、その家の主婦が化粧品の肌荒れがひどいとの相談を受けた。池森の妻もその主婦と同じ肌荒れに悩んでいた。1970年代後半に化粧品による肌のトラブルが日本各地で相次ぎ、その報道に着目した池森は大手化粧品メーカーの経営者からの意見を聞き、化粧品公害の原因が防腐剤や殺菌剤であることを知る。そこで、池森は知人の化粧品技術者と共同で防腐剤・殺菌剤や香料などを使わない無添加化粧品の製造に着手する。当初は訪問販売形式だったが、なかなか反応が出なかった。こうしたことから、池森は無添加化粧品を多くの人たちに知らせるため、自作のチラシ800枚を製作して自宅近くのアパートや団地に一軒ずつ配布した。その結果、電話での問い合わせが殺到して無添加化粧品は間違ってなかったと確信し、ファンケルの設立と相成った。鮮度を表す製造年月日の表示や、5ミリリットル入りの使いきりミニボトル(通称:バイアス瓶)を開発するなど、化粧品業界初の試みも池森のアイデアによるものである。社名の「ファンケル」の由来は「ファイン・ケミカル」(日本語で『混じりけのない化学製品』)を簡略したもの。また「不安を蹴る=ファンケル」という説もある。関連会社として、同じく化粧品、健康商品等を扱うアテニアがある。一部の店舗を除き、電子マネーQUICPayが利用できる。また、入居先によって交通系電子マネーも使える店舗がある。※ 2015年7月17日時点健康食品事業のコマーシャルについては、読売ジャイアンツに在籍していた原辰徳を起用している。原はファンケルの「パートナー」として、同社がスポンサーとなっている野球教室「ファンケルキッズベースボールチャレンジ」にも携わっている。2009年にDHCが販売開始したメイク落とし、「DHCマイルドタッチクレンジングオイル」は特許を侵害しているとして2010年にファンケルがDHCを相手に、特許侵害による損害賠償7億1000万円と販売差し止めを求めて提訴。1審は2012年5月23日、東京地裁(大須賀滋裁判長)は特許権侵害を認め、DHCに約1億6000万円の賠償を命じた。販売差し止めについては、すでに製造販売を終えているとして退けた。この判決に対し、両社が控訴した。控訴審は2013年7月9日、DHCによる特許権侵害がないことを両社で確認し、知財高裁(塩月秀平裁判長)で和解が成立した。製品は、入浴中など手や顔がぬれた状態でも使えるのが特徴。ファンケルも同種製品を販売しており、判決などによると、ファンケルは2008年9月に特許を出願し、2009年8月に登録。DHCは同様のコンセプトで製造、販売していた。なお、ファンケルの特許を巡っては、特許庁が2012年1月に無効審決をだしている。
出典:wikipedia
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