ビクター・マニュエル・ザンブラーノ（Victor Manuel Zambrano、1975年8月6日 - ）は、ベネズエラ・ミランダ州グアイカイプロ市ロステケス出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打。8月19日、アマチュア・フリーエージェントでニューヨーク・ヤンキースと内野手として契約したが、との2年間で二塁手、遊撃手として77試合に出場し、打率は.206の成績に終わった。2月7日に放出された。その後、タンパベイ・デビルレイズと投手としてオファーをもらい、投手の経験が全くなかったが、最後のチャンスと思い、同年3月14日契約した。6月21日のレッドソックス戦でメジャーデビューを果たし、その後、リリーフで36試合に登板した。8月5日に初めて先発で登板し、以後シーズン終了までに11試合先発登板した。に球団史上歴代2位となる12勝を挙げ、シーズン終了時に通算26勝で球団最多タイ記録となったが、106四球・20死球・10暴投を記録し、この3部門でリーグ1位となった。には、日本での開幕投手を任され、勝ち投手となり球団記録を更新した。2004年7月30日にニューヨーク・メッツのスコット・カズミアーらとのトレードでメッツへ移籍。トレード後にカズミアーが奪三振王するなど活躍し、メッツ史上ノーラン・ライアンを放出したトレードと並び最悪のトレードとも言われている。ザンブラーノは移籍後、8月17日までに3試合に登板したが、8月19日に故障者リスト入りでシーズンを終えた。は規定投球回以上を投げた。開幕前の3月に第1回WBCのベネズエラ代表に選出された。シーズンでは5月15日にトミー・ジョン手術を受けシーズンを終え、5試合にしか登板できなかった。1月30日にトロント・ブルージェイズと契約したが、8試合に登板し、防御率10.97の成績で、球団は7月9日に解雇した。2007年8月10日にピッツバーグ・パイレーツと契約した。2007年9月9日にボルチモア・オリオールズが獲得。その後5試合に登板し、防御率9.49と不振だった。は、ニューヨーク・ヤンキースとコロラド・ロッキーズのマイナーチームに所属。開幕前の3月に第2回WBCのベネズエラ代表に選出された。シーズンでは、台湾・中華職業棒球大聯盟のLa Newベアーズでプレーした。2009年のシーズン途中に、メキシカンリーグのモンテレイ・サルタンズと契約を結び16試合に登板した。オフに、退団した。は、チワワ・ドラドスで8試合に登板した。球団は、この年限りで解散となった。とてもコンパクトな腕の振りで打者を幻惑する。ピンチでは集中力を失う傾向があり、走者への牽制は上手ではない。球種は91〜92マイルのストレートとスライダー、サークルチェンジ。速球はとても重く、右打者の手元へ食い込むように沈ませて投げるが、この球でストライクを取るのが苦手なこともあり、先発へ転向する大きな要因となった。スライダーの変化はとても鋭く、球離れの位置を変えることで曲がりの大きさと変化を調整し、打者の手元で変化させている。サークルチェンジはとてもキレがあり、時々スプリッターに見えるほど沈む。

出典:wikipedia