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グロスター グラディエーター

グロスター グラディエーター(Gloster Gladiator)はイギリスのグロスターが製作した複葉戦闘機である。第二次世界大戦の初期にも戦闘に使われた。艦上機への改造もなされ、そちらはシーグラディエーターと呼ばれた。本機は1930年にイギリス空軍が出した仕様書F.7/30に基づいて開発された機体で、当時使用されていたどの戦闘機よりも高速で強力な武装を装備した機体が求められていた。F.7/30では蒸気冷却式のロールス・ロイス ゴスホークエンジンの使用が求められていたが、グロスター社では自社製の戦闘機であるゴーントレットを発展させた空冷星型エンジン装備の機体を開発することにし、H.P.フォーランドを主任として設計に着手した。試作機は1934年に初飛行したが、テストの結果は優秀で最大速度は389km/hを記録した。ゴスホークは失敗作で、ゴスホークを搭載しなかった本機のみが唯一、1935年7月に制式採用された。翌年から部隊配備が開始されたが、一定数が揃って部隊で運用開始されたのは1937年1月からである。ちなみにホーカー ハリケーンの最初の装備部隊(第111飛行中隊)への配備開始は1937年12月だった。本機は全金属製の胴体を持つ複葉機で、密閉式の風防を装備するなど複葉機としては進歩的な構造の機体だった。しかし、設計中の時点で、すでにスピットファイアやBf 109のような単葉戦闘機が登場し始めており、実機が配備される前から時代遅れの機体になってしまっていた。しかし、これらの新鋭機はまだ開発途上で性能や運用において未知数の部分があったことから、万が一これらの機体の運用に不具合があった時にこれを補完する機体が必要であるという判断から生産が行なわれた。もっとも、実用化時点ではホーカー ハリケーンの生産が開始されていたため、グラディエーターの生産数は1940年までで合計744機にとどまり、生産機の1/3以上は他国への輸出、譲渡に回されることとなった。第二次世界大戦が始まると、フランス・ノルウェー・フィンランドで戦闘に参加して、いくつかの戦場で戦果をあげることもあったが、すべての点で近代的なドイツ機に劣った。そのため損害も多く、フランスに展開していた部隊は早々とイギリス本国に引き上げることとなった。北アフリカやマルタ島防衛戦などでイタリア空軍に対しては、相手の主力戦闘機が同じ複葉機であるCR.42だったこともあって一定の活躍を見せた。特にマルタ島では数機のグラディエーターのみが防空を担っていた時期もあったが、SM.79爆撃機を多数撃墜しているほか、格上のMC.200も撃墜記録に含まれている。1941年にはほとんどが新しい機種と交替したが、北アフリカ方面では、ごく少数機が1942年以降も使用された。この他、1938年1月には中華民国が36機のMk.1を配備し、日本軍との戦闘に用いたが、高性能の九六式艦上戦闘機や九七式戦闘機の相手ではなく、翌1939年には退役した。1935年を過ぎても空母に搭載する艦上戦闘機が旧式の機体しかなかったイギリスでは、手っ取り早くグラディエーターを艦上戦闘機化することを計画した。1938年に採用された艦上戦闘機型はシーグラディエーターと名付けられたが、陸上型との違いは、着艦フックの装備、カタパルト射出装置の装備、救命筏の装備程度のものだった。1939年から部隊配備が始まり、ノルウェーや地中海方面で援護や哨戒任務に従事した。海上には手強い対戦相手がいなかったこともあってそこそこ活躍できたが、1940年にはグラマン マートレットと交替して退役した。

出典:wikipedia

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