西光寺(さいこうじ)は、長野県長野市にある浄土宗の寺院。通称はかるかや山。山号は苅萱山。院号は寂照院。本尊は阿弥陀如来。絵解きの寺として知られる。謡曲、説教節などで広まった「苅萱伝説」ゆかりの寺である。伝承によれば、苅萱道心(寂照坊等阿とも)はもと筑前(福岡県)の領主で、俗名を加藤左衛門尉重氏といった。世の無常を感じた重氏は、出家して高野山に赴き、仏道修行に励む。苅萱の出家後に生まれた子である石童丸は、父を尋ねて高野山に行き、お互いに父子の名乗りをしないまま、苅萱を師として仏道に励んだ。親子の情愛を断ち切れなかった苅萱は、その後一人で信濃へ赴き、善光寺の近くに庵を営み、そこで没した。一人残された石童丸は、信濃の方角に紫の雲のたなびくのを見て、自らも信濃へ向かったという。西光寺に伝わる2体の地蔵菩薩像は「苅萱親子地蔵」と称され、苅萱道心と石童丸がそれぞれに刻んだものとされている。1831年(天保2年)の善光寺本堂建立にあたっては、造営奉行で松代藩の家老であった小山田平太夫が西光寺に滞在した。当寺の本堂も善光寺の資材を用いて建立されたという。
出典:wikipedia
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