『じゅうべえくえすと』(JUVEI QUEST)は、1991年1月4日にナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」第71弾。ジャンルはコンピュータRPGで、開発はバースデイが担当した。主人公であるじゅうべえと、その運命の従者である龍姫、ウルフ、イワンの4人が力をあわせ、魔界衆の野望を打ち砕くべく摩訶不思議戦国ワールドを冒険する。1988年に、本作と同じくバースデイ開発・ナムコ発売により登場した『貝獣物語』と同様のシステムも取り入れられており、「あるアイテムによるキャラクターチェンジ」「瀕死になるとポーズの変わる敵キャラクター」など、随所に共通した部分が見られる。付録が付けられているのも『貝獣物語』と同様で、ソフトにはロムカセットと説明書の他、特製マップと24枚のカードゲーム用カードが同梱されていた。移動画面は『ドラゴンクエストシリーズ』に倣ったオーソドックスなものになっている。コマンドは「話す」「探す」「強さ」「特技」「道具」「超力(ちょうりき)」「旅日記」「助っ人」の8つで、「探す」は足元(主人公が踏んでいる地面)ではなく目の前を調べるようになっている。そのため十字キーを短く入力することでその場で体の向きを変えられるようになっており、方向転換して歩く際には若干のタイムラグが生ずる。また「旅日記」のコマンドにより移動中いつでもセーブが可能。セーブファイルは二つあり、セーブのたびに選択することができる。戦闘システムは概ね『貝獣物語』を踏襲したものになっている。フィールドやダンジョンを歩いていると突然戦闘に切り替わるというランダムエンカウント方式で、戦闘画面には主人公たちも小さく表示されており、コマンド入力時にはこれを移動させ敵一匹単位でターゲットを絞ることができる。また敵の攻撃は原則としてその下にいるプレイヤーキャラに対して行われる。同種の敵が複数いる場合もA、B、…というような記号はつかず、敵の頭上に現れる玉のようなサインで行動した敵が判別できるようになっている。「命」(ヒットポイント)が残り少なくなった敵は表情やポーズが変化するというのも『貝獣物語』と同様だが、本作では色がモノクロのように変化したり、光り輝くようなアニメーションを始める敵(機械の敵に多い)もいる。なお、『貝獣物語』では「主人公→敵」もしくは「敵→主人公」と一方が一通り行動したあとにもう一方が行動するようになっていたが、本作では能力値の「スピード」(素早さ)により敵味方が入り乱れて行動するようになった。防御で受けるダメージも通常の半分ほどになっており、『貝獣物語』のような極端な防御効果はなくなっている。いわゆる魔法にあたり、超力パワー(一般的なRPGでいうマジックポイント)を消費して使用する。攻撃系超力には属性も存在し、敵によって効きやすいものと効きにくいものがある。また簡素ではあるが、使用時には効果グラフィックも表示される。『貝獣物語』では攻撃魔法の威力は通常攻撃と大差なかったが、本作ではそれぞれ固有のダメージを与えるように変更された。種類は以下のとおり。なお、代替となる助っ人やアイテムが多いためか、移動に関する超力はほとんど無い。じゅうべえ以外のメンバーは途中の町・村にある「名前登録所」で名前を変更可能。じゅうべえもゲーム開始時に名前入力画面が出るが、このとき入力した名前は特定の状況でしか呼ばれることはない。「すけっと」コマンドで呼び出す事ができ、パーティーを助けてくれる。
出典:wikipedia
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