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愛媛大学附属高等学校

国立大学法人愛媛大学附属高等学校(えひめだいがくふぞくこうとうがっこう、英語: Ehime University Senior High School)は、国立大学法人愛媛大学が設置する高等学校で、愛媛大学教育学部附属中学校との連携型中高一貫教育を提供している。2008年設立。四国で唯一の国立高等学校。国立高等学校で唯一総合学科を設置している。2015年にスーパーグローバルハイスクール(文部科学省)に指定されている。本校は2010年3月まで設置されていた愛媛大学農学部附属農業高等学校(1900年(明治33年)「愛媛県農業学校」として創立、愛媛県最古の農学校)が源流となっているが、研究対象を農学・生命科学に限らず、理学・工学・環境学など理数系全般、また人文系にも拡大し、課題発見・解決能力を養成することを目的として、本校への発展的改組が決行され、2008年4月開校。前身の愛媛大学農学部附属農業高等学校の施設を引き継ぎ、広大な農地を所有している。また、広大な農地を用いた実践的な教育により、生徒による柑橘類の新品種開発や、IT技術を駆使した新農法の発明等の実績も残しており、そのような愛媛県最古の農学校としてのフロンティア・スピリット(開拓者精神)を受け継いでいる。国立高等学校で唯一総合学科を設置している(国立高等学校の総合系学科としては他に筑波大学附属坂戸高等学校(埼玉県坂戸市)に総合科学科が設置されている)。愛媛大学と高大連携プログラムを実施しており、大学における専門教育の基礎科目を学ぶことができる。履修系列として、生命科学系列、物質科学系列、教養文化系列、社会文化系列を設けており、この中から選択する。学力だけでなく、実践型教育を行い、自ら課題を見つけ解決する力を身につけることを目標としている。地域の発展を牽引する人材の養成を目指す愛媛大学の理念を承けて、地域とかかわる中で自らの課題を発見しその解決を目指す学びの力を培うことをその教育目標としている。そのため、本校では、大学と協力して行う連携授業や多くの体験プログラムを用意している。大学における専門科目を高校のうちに基礎固めすることを目的とし、そのため普通科ではなく総合学科を設置している。これにより、飛躍的にカリキュラムの自由度が向上しており、履修する科目の大半を生徒自身が主体的に選び、課題発見・解決型の取り組みを行うことができる。1学年120名の少数精鋭による教育を行っている。「自分の能力を見いだし、学ぶ力を育む高校教育」をキャッチコピーに、理数系を中心とした多様な高大連携科目・選択科目をカリキュラムに組みこんでいる。1年次から徐々に発展、充実させていくスパイラルアップ型教育システムを採用している。生徒自身が自らの専攻分野を決め、それに基づいて履修するカリキュラムを構築する。生徒各々の希望に沿った、愛媛大学の各学部への進学を目標としている。進路については、ほぼ全員が4年制大学を志望し、そのうちの多くは地元の愛媛大学または松山大学に進学する。国公立大学の内訳は、愛媛大学(67名)・広島大学・岡山大学・香川大学など。私立大学の内訳は、松山大学(23名)・慶應義塾大学・立教大学・同志社大学など。愛媛大学全学部との高大連携授業愛媛大学樽味キャンパス内に所在する。高等学校設備はそのうちの1〜3棟(3〜4階建校舎)、4棟(6階建校舎、エレベーター完備)および運動場、体育館、部室棟、テニスコート。キャンパス内に立地する大学生協「あぐりん」と学生食堂を利用できる(生徒は原則大学生協に加入)。高等学校のICカード学生証で電子マネーが利用できる。学年定員は120名(内部進学者数を含む)。一般入試の競争倍率は非常に高く、初年度は4.4倍、2期生以降は3倍前後である。

出典:wikipedia

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