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ファイングレイン

ファイングレインは日本の元競走馬。おもな勝ち鞍に2008年高松宮記念、シルクロードステークス。名前の由来は英語で「超微粒子」。社台サラブレッドクラブの出資馬であり募集価格は80万×40口の3200万円。2005年新馬・500万特別と連勝したファイングレインは、翌年クラシックを視野に入れきさらぎ賞・スプリングステークスに出走も距離に対応できず敗戦。その後クラシック戦線から路線転換を図ったニュージーランドトロフィー・NHKマイルカップにて共に僅差の2着と好走し結果を残すが東京から戻った翌日に右前脚の種子骨上部の骨折が判明し、長期休養を余儀なくされる。2007年ファイングレインは1年ぶりの復帰レースとして都大路ステークスに出走。NHKマイルカップの結果からマイル前後の距離に適性があると判断していた陣営は、このレース以降もマイル前後を中心に出走させ続けたが入着レベルという内容が続く。2008年「中距離は合わない」と判断された同馬はデビュー戦以来となるスプリント戦、淀短距離ステークスに出走。それまでの先行好位抜け出しから一転し後方から差し切り勝ちを決め、およそ2年ぶりとなる勝ち鞍を挙げ、続くシルクロードステークスにて重賞初勝利を記録。一躍スプリント路線の有力馬に躍り出る。迎えた高松宮記念、4番人気に支持されたファイングレインは馬群の真ん中を抜け出し、キンシャサノキセキ、1番人気のスズカフェニックスの追走を振り切り、1996年フラワーパークのレースレコードを更新する好時計で優勝、GI馬の仲間入りを果たした。重賞連勝を含む3連勝でGIを制したファイングレインはその後も短距離レースを使われ続け、2008年マイルチャンピオンシップ3着など結果を残すレースもあったが、高松宮記念以降は勝ち星から遠ざかり2桁着順に終わるレースも目立ちはじめ、2011年シルクロードステークス11着を最後に現役を引退した。フランスで種牡馬となる。母ミルグレインの全姉にアイリッシュオークス、イギリスヨークシャーオークス勝ち馬のPure Grainがいる。

出典:wikipedia

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