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中野テルヲ

中野 テルヲ(なかの てるお、1963年8月12日‐)は日本のミュージシャン、作曲家、編曲家。東京都出身。1986年、平沢進率いるテクノポップバンドP-MODELに参加したのを期に、表立った音楽活動を開始する。初期は本名 中野照夫で活動を行うが、1990年のLONG VACATION加入から中野テルヲと名乗るようになる。その後も様々なミュージシャンと共に楽曲を発表。ある時期から、コンピュータなどを用いた電子音楽を演奏に用いるようになり、独自のパフォーマンスと共に知られる事となる。家族には弟がおり、2010年8月にけいおん!の中野梓のフィギュアを差し入れてきたことで話題となった。1984年頃に平沢進にデモテープを渡したことからP-MODELにローディーとして出入りするようになり、旬やSCUBAなどに参加。横川加入前のP-MODELのサポートでベースを弾いたこともある。1986年、P-MODELにベーシストとして加入。この時横川、三浦が同時に脱退しており、平沢に空席となっていたベースとキーボードのどちらかを選択させられたという。同年アルバム『ONE PATTERN』発表。1987年、アルバム「モンスター」製作開始。CALL UP HERE等3曲を制作するが、レコード会社との契約が上手くいかず発表はされなかった(「太陽系亞種音」にライブ音源が収録されている)。1988年、P-MODELライブビデオ『三界の人体地図』発表。その後活動凍結。三浦俊一(元・P-MODEL)のバンド、ステレオスコープ(のちにSonic Skyと改名)にベースで加入。1991年、KERA(元・有頂天)、みのすけ(元・筋肉少女帯)と共にポップスとテクノのためのユニット、LONG VACATIONを結成。コンピュータ、シンセサイザー他を担当。アルバム『LONG VACATION'S POP』、『SUMMER LOVERS』をはじめ、活動を休止するまでに残した作品は25タイトルにも及ぶ。1995年、LONG VACATIONが21世紀までの活動休止を宣言し、ソロ活動へ移る。1996年、初のソロアルバム『User Unknown』(DIW/SYUN)発表。1997年1月、渋谷ON AIR WESTにてCD発売記念ライブ。センサーを用いた手刀(レーザーを“切る”ことによって信号が発せられる。手かざしではない)演奏法で、数千枚のグラフィックスと音楽を即時制御する独自のパフォーマンスを披露。1999年3月、インターネット上での音楽配信を開始。「Winter Mute part II」(MP3)を皮切りに全4タイトルを発売した。これらの作品は2001年に「1/1 Loading Plan」と名付けられ、CDシングル化された。ただし「RAM Running」のみMP3とは別バージョンとなっている。このシングルシリーズはプレス盤ながら1枚400円という価格設定で、週刊SPA!(2001年11月21日号)「激安カルチャー商品コレクション」特集で取り上げられた。1999年4月、平沢進ライブ「Live-Phonon - 渡橋する声軍」(渋谷ON AIR EAST)に出演。2001年、モノグラムに参加。モノグラムとしての音源は、2001年4月7日渋谷nestで行われたライブにて配布されたデモCDR「Graphite.4.56」があり、担当はelectronicsとなっている。2003年8月、ギャラリーtrayでの高橋芳一「UTS展」に参加。高橋とともにUTSによる演奏を行う。その後しばらく表立った活動を行わなくなる。後にその理由として、機材の肥大化によりライブを行うこと自体が難しくなったことを挙げている。2009年10月、新宿ロフトで1ヶ月間行われた「DRIVE TO 2010」平沢進プレゼンツの日に出演。8年ぶりにステージに立つ。手刀演奏など従来通りの演奏スタイルを保ちつつ、機材のスリム化が図られ、音楽的志向はよりダブ要素が濃いものとなっている。以降、精力的に活動を行っている。貴重なオリジナルモデルのタルボベースをP-MODEL時代から使用している。LONG VACATION以降ベーシストとしての活動は減ったが、2010年10月、折茂昌美(Shampoo)とのユニットで久々に使用された。LONG VACATIONに在籍している頃から、元・P-MODEL高橋芳一の開発・製作による自作楽器群「Under Techno System」(略称: UTS)を用いたパフォーマンスを取り入れ始めた。超音波センサーを手刀で作動させる「手刀演奏」は中野テルヲの代名詞のようになっている。1994年、ヒカシューの坂出雅海と共に電子楽器やセンサーによる実験的なパフォーマンスを行う。1995年、古村昌史と共同でインタラクティブフロッピー作品「UHLANDSTR ENDLESS1~6」発表。Macintoshのみ対応。なお、4〜6は1998年にオンライン発売された。同年、ICCワークショップ「楽器とアンサンブルのいまとここ」に参加。「NICE POSE1」と名付けられた作品は、全身をワイヤーで吊り下げられポージングによりセンサーをコントロールするものであった。演奏時にノイズ発生器としてスカイセンサーを多用する。その名を冠した「Let's Go Skysensor」という曲もある。使用機種はICF-5900。

出典:wikipedia

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