スピードスキーとはスキー競技のひとつで急勾配の斜面を滑り降り時速を競う競技。かつてはフランス語のkilomètre lancé からキロメーターランセ(仏語発音はキロメートルロンセが近い)とも呼ばれた。ルールは、スタート後300メートルから400メートルほどの助走区間をほぼ直滑降し、その後の斜面に設置された100メートルの区間の平均速度を計測するというものである。そしてそこで最も平均速度の速い者が勝者となる。200km/h以上という極めて高速で短時間の直滑降を行うため、選手は空気抵抗を減らすべく特殊形状のヘルメット、コーティングされた通気性のないスーツを着用し、ふくらはぎの部分には整流の為のスポイラーを装着する。また、雪面から顎までの高さが30〜40cm程度という極端な前傾姿勢を取る。ターンの必要がないことと雪面との摩擦熱に対応するため、スキー板も専用の物が使われる。世界記録は、2015年4月3日、フランス・ヴァールのシャブリエール滑降路でイタリア人シモーネ・オリゴーネ()が記録した252.632km/h、日本記録は久住和永が1997年にフランス・レザルクで記録した241.611km/hである。1992年のアルベールビルオリンピックで公開種目として採用されたが、スイスの選手が練習中に雪上車と激突し死亡する事故が発生。そのスピードによる危険性などから現在も正式競技となるには至っていない。しかしながら、現在でもワールドカップが行われるなど欧米を中心に根強い人気を誇っている。
出典:wikipedia
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