株洲市(しゅしゅう-し)は中華人民共和国湖南省に位置する地級市。湖南省の東部にある工業都市で、中国南部の鉄道網の中枢でもある。長沙市・湘潭市とともに、中国の製造業の中心の一つである「長株潭都市群」を構成する。中華民国政府はかつて株洲に機関車工場(現在の株洲電力機車)などを建設し、鉱工業を育て「東方のルール地方」へとしようとした。毛沢東の時期には、核戦争などに備え内陸部に軍需産業や重工業を集中させる「三線軍工城市」建設が進む中で、株洲にも大型の工場が多数集積した。改革開放後は国有企業・軍需企業が後退し民営企業が盛んになったが、重工業はなお相当な生産力を保持している。代表的なものには電気機関車、航空用エンジン、超硬合金、石油化学製品などがあり、いずれも国内市場でも相当の競争力をもつ。このほか、鉄道網の便利さから、市内の蘆淞区では雑貨市場と服装・靴・帽子などの市場が建ち、中国の中南部でも屈指の規模を誇る。湖南省の東部に位置し、湘江の中流に沿う。長沙市、湘潭市、衡陽市、郴州市、江西省に接する。株洲は炎帝神農氏が埋葬された場所とされ、市内には宋代に建設された炎帝陵が現在も残っている。行政区画として株洲が史書に登場するのは後漢末の214年(建安14年)に設置された建寧郡が初見である。627年(貞観元年)、唐朝により湘潭に編入された。南宋の1190年(紹熙元年)、株洲と改称され現在まで名称が継承されている。中華人民共和国成立初期は湘潭県管轄の一集落・株洲鎮であったが、その後の重工業集積と経済発展に伴い人口が増大、1951年5月には県級市に昇格し、更に1956年には地級市に昇格し現在に至っている。4市轄区・1県級市・4県を管轄下に置く。株洲駅は中国の鉄道網の重要なハブであり、北京・広州間の京広線に上海・昆明間の滬昆線が交わっている。北の鄭州市とは「南株北鄭」と並び称される。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。