


z/VSE(ゼットブイエスイー、)は、IBMが開発・販売しているメインフレーム用のオペレーティングシステムの1つ。1964年にSystem/360用のDOS/360として誕生し、DOS/VS、DOS/VSE、VSE/ESA、z/VSEと続いている。略称はDOSまたはVSE。z/VSEは、z/Architectureに対応したVSEである。起源であるDOS/360からの一連の製品を含め、単に「DOS」または「VSE」と呼ばれる事が多い。「DOS」は単にディスクオペレーティングシステムを意味し、MS-DOS(や、そのIBM版であるPC DOS)とは無関係である(そもそも、こちらの側の起源であるDOS/360のほうがそれらより10年以上前である)。IBMメインフレームの中規模システム用OSであり、信頼性、可用性、保守性(RAS)が高いとされ、製造・金融・流通・運輸などの中規模システムなどで使用されている。z/ArchitectureをサポートするIBMメインフレーム(eServer zSeries、IBM System zなど)で稼動する。V4まではz/VSE自体の64ビットサポートは限定的であり、実アドレッシングは64ビットで、アプリケーションから見た仮想アドレッシングは31ビットアドレッシングだが、V5.1 で64ビット仮想アドレッシングがサポートされた。z/VSEは、System z の物理区画(PPAR)や論理区画(LPAR)の他、z/VMのゲストOSとしても稼動できる。同じIBMメインフレーム専用OSでも、z/OSやz/VMとは別物である。しかし起源であるDOS/360は、OS/360(z/OSの起源)と同時期に開発され、VSE/ESAではMVSとの親和性も向上されたため、共通点は多い。z/VSEはz/OSの弟分ともいえる。z/OSと比較して全体がコンパクトなため、少ないリソース(プロセッサー、メモリ、ディスク装置、更には設定すべき項目、管理者)で信頼性の高いトランザクション処理システムやデータベースシステムを構築する事が可能である。なお「IBMがVSEを中止してz/OSに一本化するのではないか」という観測は昔からあるが、実際は継続されている。ただしハードウェアやミドルウェアなどの移植は、z/OSより範囲は少なく、時期も遅い場合が多い。このため主流とは言いがたい。以下のコンポーネント(一部はオプション)等から構成されるパッケージでもある。以下のミドルウェアを組み合わせて使用する場合が多い。以下のミドルウェアはVSE上では稼動しないため、System zの別の論理区画(LPAR)などでLinux上で稼動させ連携する。
出典:wikipedia
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