ミッドレンジコンピュータ(ミッドレンジシステム)とは、企業の基幹業務などに利用される、中型(中規模、中クラス)のコンピュータを指す用語である。通常、大型のコンピュータ(メインフレームなどの「ラージ」)と、小型のコンピュータ(マイクロコンピュータとも呼ばれる、パーソナルコンピュータやワークステーションなどの「スモール」)の間に位置するコンピュータを呼ぶ。広義には、中規模のコンピュータ全体を指す。このため1980年代のメインフレーム全盛期には比較的下位のメインフレーム(IBM 4300など)や、2009年現在では比較的上位のPCサーバなども含まれる場合がある。狭義には、通常「サーバ」と呼ばれるRISCやUNIXを搭載したコンピュータを除いた、各メーカー独自のコンピュータ・アーキテクチャのコンピュータのみを指す。ミニコンピュータ、無停止コンピュータ、日本独自用語のオフィスコンピュータなどである。ただし2009年現在では、PCサーバの性能向上や、メインフレームなどのオープン標準サポートもあり、コンピュータのサイズとアーキテクチャの関連性は薄れたため、単に「エントリー、ミッドレンジ、ハイエンド(エンタープライズ)、パフォーマンス」など一般用語化が進んでいる。有名なミッドレンジコンピュータのメーカーとシリーズには以下がある。ミッドレンジコンピュータの領域は1960年代に生まれ、その中ではミニコンピュータが広く知られている。歴史的にはミッドレンジコンピュータは、メインの大型コンピュータよりも中小規模のビジネス用や、大企業の支店用や部門用に販売された。1980年代にクライアントサーバコンピューティングが普及すると、このような規模のコンピュータは、エンドユーザーが使用する「クライアント」コンピュータに「サーバ」として処理を提供するようになったため、広く「サーバ」と呼ばれるようになった。更にクライアントサーバモデルがUnix系のオペレーティングシステムで構築されるようになると、「サーバ」は更に、独自技術(プロプライエタリ)ではなく、標準的なプロトコルやプログラミングインターフェースをサポートする用語としても使われるようになった。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。