押尾 健一（おしお けんいち、1971年7月3日 - ）は千葉県出身の元プロ野球選手（投手）。一部で妻は元アイドル歌手の相川恵里と報道されたが、誤報である。現役時代から一貫して、ヤクルトスワローズ →　東京ヤクルトスワローズに所属。に現役を引退してからは、打撃投手やスコアラーを経て、2016年から一軍で戦略コーチとスコアラーを兼務する。中学生時代から投手として高い評価を受け、東海大浦安から勧誘を受けたが、心臓に持病のある母のために自宅近くにいたいなどの理由で同じく誘いのあった成東高校に進学。速球は高校の先輩である鈴木孝政（同じ誕生日でもある）に匹敵すると言われたが、1年夏に左足アキレス腱を故障して3ヶ月入院している。3年春には右ひじを故障したが、夏の県大会では全7試合を一人で投げきって71奪三振、7失点の成績を残した。決勝で知野公昭らを擁する拓大紅陵を5安打完封で破り、チームの選手権大会初出場に貢献した。同年のドラフト会議でヤクルトから4位指名を受け、当初は早稲田大学への進学を希望していたものの、契約金4,000万円、年俸420万円（金額は推定）という条件で入団した。ヤクルトへの入団後は、一軍公式戦への登板機会がないまま、にアメリカ・マイナーリーグ1Aのサリナス・スパーズへ派遣された。制球に安定性がなく、一軍デビューがなかなかできなかったが、入団9年目のに一軍デビューし、2試合に登板するも、翌には一軍公式戦への登板機会がなく、シーズン終了後に現役を引退した。引退後の以降も、打撃投手兼スコアラーとしてヤクルトに在籍。までは、打撃投手兼チーフスコアラーとして、一軍の試合中にベンチ内でバッテリーの配球傾向などを分析していた。現役時代のチームメイトだった一軍チーフ打撃コーチ・真中満が一軍監督へ昇格したには、新設ポストの「一軍戦略担当スコアラー」へ異動。真中が春季キャンプ中のミーティングで、ナインに対して「押尾が言っていることはコーチと同じ」と伝えるほど厚い信頼関係を背景に、作戦面でチームの14年振りセントラル・リーグ優勝に貢献した。2016年からは、戦略担当スコアラーに加えて、新設ポストの「一軍戦略コーチ」を兼務する。

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